思いを形にするって、具体的にはこういうこと。
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当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
『Encode Ring』というプロダクトをご存知でしょうか。
2016年にサービスリリースしたばかりの『Encode Ring』は「声でつくる指輪」をコンセプトにするジュエリーメーカー。
波のようなデザインが特徴的なリングですが、実はこれ、声の波形をそのままデザインに落とし込んでいるんです。
音は空気を振動させて伝導させているので、その波形を図示すると波のような形になります。その波形に注目してリングのデザインにしたのが『Encode Ring』です。
面白いのは単に声の波形をモチーフとしているのでなく、贈る人の声を録音し、その録音音声を波形に起こしてそのままリングにしてしまうという点。
つまりその人の声質・声の大きさ・録音した言葉によって世界に1つのリングができるという、コンセプトが素敵過ぎるジュエリーなのです。
そんな『Encode Ring』のことをもっと知りたいと思い、開発者の角村さんにいろんな質問をぶつけてみました。
『Encode Ring』というサービスのことはもちろん、立ち上げのきっかけや、角村さんの思いなどをお聞きすることができたので紹介します。
『Encode Ring』について
――まずは『Encode Ring』というサービスについて聞かせてください。
Encode Ringは録音された3秒間のメッセージを波形にし、そのままリングにするサービス。
「普段は言えないけど、知ってほしい想いがある。」「文字にするとありきたりだけど、自分の言葉で伝えたい。」
そんな大切な人に向けた自分の言葉を、3秒間のメッセージリングに託すことができるのがコンセプトです。
――とても素敵なコンセプトですね。音声からリングをどのようにして作っているんですか?
預かったメッセージデータを3Dモデルに変換し、3Dプリンターを使ってリングを作っていきます。
現在はサイトでリアルタイムでリングの3Dモデルが確認できるようになっていて、発注から2~4週間ほどで手元にお届けできるようになっています。
――どういう方が利用されることが多いですか?
ステンレス~プラチナまで幅広い素材を取り扱っているのでカップルがプレゼントとして利用したり、結婚指輪として利用される方が多いです。
中には大好きなおばあちゃんに贈られるなど、家族に向けたメッセージを込められる方もいらっしゃいますね。
――男性でもつけられるのでしょうか?
はい。ペアリングとしての利用も多く、男性でも身につけられるシンプルなデザインをベースにしています。
また、男性の指にもフィットするようサイズも5号~18号まで用意しています。
『Encode Ring』にかける思い
――『Encode Ring』というサービスが生まれたきっかけは何だったのでしょうか。
かつて私が彼女にギフトを贈る際になかなか納得のいく物が見つけられず、記憶に残るプレゼント、想いを載せたプレゼントとは何だろうと考えるようになったことがEncode Ringが誕生したきっかけです。
これまで商品のカスタマイズは色や形など目に見える部分が中心でした。しかしギフトにおいて最も大切なのは見た目ではなく、相手への想いや心配りです。
そんな贈る人の想いや心をもとにカスタマイズできるプロダクトが作れないかと考え、声からつくれる指輪を作りました。
――最後に角村さんが『Encode Ring』にかける思いを聞かせてください。
高価な物や、見た目の美しさというのは物が持つ1つの価値です。
しかし私は表面的な美しさだけではない、「目に見えない価値」を感じられるのが人間の素晴らしい点だと思っています。
Encode Ringではあえてそんな「目に見えない何か」に価値を置くことで、贈る人も受け取る人も忘れられないような体験を提供していきたいと考えています。
そんな体験を少しでも多くの人に届けられれば、非常に嬉しく思います。
コンセプトが素敵なのは言うまでもなく、それを最新技術を使って美しいデザインにまで落とし込んでいる点が個人的にとても好きです。
大切な人への贈り物に『Encode Ring』を選んで、普段はなかなか面と向かって言えない「想い」をデザインに託してみませんか?