ファッションは自由です。ただ自由というのは得てして不安定なもの。逆説的ですが何をどう着ても自由だからこそ、自分の中でテーマを設定しておくのが重要だとぼくは思います。
ぼくがファッションに置いているテーマの1つが「リアルクローズ」
雑誌から飛び出して着たような”いかにも”な服装でもなく、だからといってもシンプルすぎて退屈なファッションでもない、リアルなお洒落を楽しみたい。
そんなリアルクローズを体現する上で重要なのが、どんな服とでも合わせやすく、どんなシチュエーションでも着れる定番服。
クローゼットの中が全部攻めのアイテムばかりだと、個性が喧嘩してしまいがち。主役の間に入って”つなぎ”のような役割をするマイスタンダードの存在がリアルなお洒落には必要です。ハンバーグだってつなぎの卵を入れることで、ふわっと柔らかく仕上がるのですから。
2017/9/6の服装
- Jacket:USED
- Shirt:MAISON KITSUNÉ
- Pants:A.P.C.
- Shoes:NewBalance
- Glasses:MYKITA
今日はそんなマイスタンダードなアイテムを中心にコーディネート。
USEDで購入したテーラードジャケットにサックスブルーのオックスフォードシャツ、濃紺デニムを合わせたドレスカジュアルスタイル。
テーラードジャケットは大阪にいた頃に当時行きつけだった「Fether’s goffa」という古着屋で購入したもの。ノーブランドですがMade in Italyでシルエットが良く、ちょっとジャケットを羽織って出かけたい時に重宝している定番着です。
ジャケットの中はMAISON KITSUNÉのボタンダウンオックスフォードシャツ。何度もブログでお伝えしている通り、美しいシルエットと丈夫な素材、そして自分の体型にぴったりなKITSUNÉのシャツは間違いなくぼくのマイスタンダード。
デニムはぼくにデニムの面白さを教えてくれたA.P.C.のプチニュースタンダード。大学4年生の時に買って以来、シーズン問わず履き倒しているボトムスです。
そしてシューズはNewBalanceの576。UK製の1500も持っているんですが、シュッとした大人っぽい1500に対してぼってりとしたフォルムの576も可愛くて好き。
履いては汚して洗うというサイクルを何度も繰り返している、ヘビロテスニーカーです。洗うときは専用洗剤「JASON MARKK」がオススメ。スニーカーが蘇ります。
冒頭で派手すぎても退屈すぎてもダメだと述べましたが、こうやってみると定番アイテムばかりで無難にまとまってしまいました。リアルクローズへの道はまだまだ遠い。
あなたは自分なりのマイスタンダードなアイテム、いくつ持っていますか?