ぼくが5年以上使い続けているアイテムを紹介していく自己満足なコーナー。
こんなに服を買っているぼくでも5年以上使っているものとなるとその数はグンと減ります。でもそのぶん思い出深いものばかり。今回はぼくが高校生の時からずっと愛用しているモノを紹介します。
foot the coacherの長財布
foot the coacher(フットザコーチャー)」は2000年に日本人デザイナー竹ヶ原氏が設立したシューズブランドです。本場イギリスなどを中心に取り寄せた上質な革素材を使って作られる靴は、質実剛健という言葉がぴったりで男なら誰もが格好良いと思うはず。
シューズブランドのfoot the coacherですがベルトやキーケース、財布など革小物も作っています。
この財布を購入したのは確か8年ほど前、高校3年生の頃だった気がします。大阪のアウトドア系のアパレルを取り扱うNALUで買いました。今はもうfoot the coacherは取り扱っていないみたいですね。
当時はいま記憶の断片を思い出すだけでも恥ずかしいバカみたいにハイテンションでmixi日記にて財布を買ったことを報告していた気がします。。まぁ今も大して変わらないことをしていますが。笑
雨の日も晴れの日も8年間毎日欠かさず使ってきたので、かなりの使用感があります。大きな傷が入っていたり革が一部凹んでいたりしていますが、艶やかに光る光沢感はかなり良い感じです。
表はブラックですが中はブラウンのヌメ革。最初はキャメルくらいの肌色〜オレンジの中間くらいの色合いだったんですが、今は完全に変色してムラのある飴色になっています。
ぼくは表面は黒だけど開けるとブラウンという革の色使いが好きで、去年買ったGANZOのシステム手帳も同じ配色。
シンプルなデザインに上下のカードホルダーにあしらわれたブローグ(穴飾り)がポイントとなっていて、これがすごく好きで今でもふとした瞬間に格好良いな〜と思ったりします。
割と物欲が激しい方なんですが、財布だけはこれを買って以来新しいものを欲しいと思ったことがありません。
内側にはfoot the coacherのロゴが書かれていたんですが、ほとんど見えなくなってしまっています。
この長財布はコインポケットと札入れが独立していて、このように取り出すことが可能です。小銭だけ必要な際はこのコインポケットだけを持ち出すことができたりします。大体は一緒に使っていますが。
長く使うことを第一に考えられた財布
もちろん大切に使っているんですが、すごいと思うのは8年間使っていても一切壊れたりしない堅牢さ。革が破れたりはおろか、ステッチが千切れたりほつれたりといったことも全くありません。
実はこの財布に使われている金属パーツというのはこの小銭入れのZIPだけなんです。あとは全て天然素材の革と糸で作られています。今でも覚えている話なんですが、これは絶対に壊れない財布を作りたいというデザイナーの竹ヶ原さんの思いなんだそうです。
モノを長く使っていくとき経年変化で一番早くダメになるのが金属素材だそうで、竹ヶ原さんはこの財布には極力金属を排して作ったのだとか。
小銭入れを財布から分離できるような仕様にしたのも、ZIPに使っている金属パーツがダメになっても札入れだけは変わらず使い続けられるようにという配慮から。
当時は店員さんにその話を聞いて素敵だなと思い購入を決めましたが、8年後の今この財布を見て、改めてその言葉の意味が分かった気がします。
使い込むほど味の出てくる素材、シンプルながら気の利いたデザイン。壊れるまで使い続けたい理由が確かにあります。そして壊れないのだから、この財布以外に選択肢がないんですよね。
8年連れ添った仲
毎日部活に明け暮れていた高校生時代も、満員電車に揺られて会社に向かう今でも、ずっと使ってきた財布と考えると感慨深い。
人生の1/3くらいの時間を一緒に過ごしてるので、もしかしたら誰よりもぼくのことを知ってるのかも。
身の回りの物をどんどん最新にアップデートしていくのも楽しいんですが、同じものを長く使っていくことも物を所有する上での楽しさの一つだと思います。
foot the coacherの長財布 / 5年以上愛用しているアイテム#3
#1 BEAUTY&YOUTHのライダースジャケット
#2 White Mountaineeringのバックパック
#4 Gaspard Yurkievichのバックパック
#5 JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS MANのジャケット
#6 70’sのヴィンテージTシャツ