この春は新しいレンズを買ったり、ブロガー同士でフォトウォークに行ったりとカメラにハマっています。
そしてカメラを持ち出す機会が多くなるにつれて気になり始めたのがカメラバッグ。
それまでは「カメラ専用のバッグなんて必要かな?」と思っていたんですが、頻繁にカメラを持ち出すようになってその必要性を実感しました。
カメラって独特の形状をしているのに加え、取り出しを多く行ったり機材の保護を考えたりすると普通のバッグだとどうしても役不足になってしまうんですよね。
ちょうどそんな折、PC周辺機器メーカーのELECOMが展開するバッグブランド「off toco(オフトコ)」のカメラバックパックの提供レビューのお話をいただきました。
カメラバッグと銘打ってはいますが、タイトルにも書いた通り普段使いにも使いやすいバッグでした。
細かい外観をチェックしながら、実際にフォトウォークにも持ち出して使ってみたのでその使用感などをレビューします。
『off toco』のBox Backpack
こちらが今回ご紹介する『off toco』のカメラバックパック「Box Backpack」
外観は四角いコロンとした形状をしたバックパックです。
ブラック・ネイビー・グレーの3色展開で、今回はグレーを提供いただきました。
生地はポリエステル繊維を編み込んだようなファブリック。イメージとしてはCote&Cielのバッグと同じような生地感です。表面は全面撥水加工がされていて、雨など多少の水分なら弾いてくれます。
(※光の反射で虹色に見える部分がありますが、実際は虹色に光ったりはしません。)
バッグ前面右下にはゴムでできたoff tocoのロゴが。グレーの本体生地に水色のロゴが良い感じ。
ジップはマットなブラックメタルで個人的にかなり好みな質感。引き手も大きいので開け閉めしやすい作り。
本体生地の撥水加工に合わせて、ジップも止水ジップを採用しています。
左側面には三脚を持ち運ぶためのポケットとベルトが付いています。
底面は汚れと衝撃に強い厚手の生地で切り替えられています。
縦持ち・横持ち・リュックの3Way仕様
このBox Backpackはバッグ上部と側面にそれぞれ持ち手がついていて、後述するリュックモードと合わせると3通りの持ち方が可能。
一般的なバックパックにも付いていることが多い上部のハンドル。バッグを地面に置いた状態で持ち上げたりする際に便利です。
側面にもハンドルが付いているので、手持ちでバックを持ち運ぶ際にはこの部分を持つ方が便利そうです。
外観を大まかにチェックしたところで、次はBox Backpackの収納部分について。
大きく4つのエリアに分かれたバック構造になっているので、1つずつ写真で詳しくチェックしていきます。
前面に2つのポケット
写真の通り前面にはジップで閉じられる2つのメインポケットがあります。
①メインエリア
①はBox Backpackのメインエリア。底まで伸びるダブルジップ仕様でガバッと開くことが可能です。
開けるとカメラバッグらしいクッション素材のインナーケース仕様。各仕切りはマジックテープになっているので、カメラやレンズの大きさに合わせて自由に調節可能。
落下防止のための前面クッションも付いているので、背負いながらカバンを開いても安心です。
バッグを開けた裏側は大きめなメッシュポケットが2つ。
このBox Backpackが優れているのはカメラバッグだけとしてだけではなく、通常のバックパックとしても使用できる点。
というのもメインエリアのカメラケースは、ケースごと取り外しが可能なのです。
インナーケースを持ち上げるとこの通り。取り外してしまうと大容量のバックパックに早変わりします。
ただ個人的には通常使用の際もインナーケース付きで使っています。入れるものに応じて仕切りを調節できるので、中でものがぐちゃぐちゃにならないので案外便利。
②前面は薄型ポケット
②の前面ポケットは厚さのない薄めのポケット。
財布やモバイルバッテリーなど細々としたものを入れておくのに便利。カメラバッグとして使うならSDカードケースを入れる収納として使ったりできますね。
裏面にもポケットが2つ
次は背中側を見てみると、こちらにもジップのポケットが2つあります。
③PC収納エリア
③のジップを開くとクッションに覆われた薄型のエリアが。ここには13.3インチまでのPCを独立して収納できます。
1枚仕切りがあるのでPCとタブレットを入れたり、タブレットと書類を入れたりと使い分けが可能。
④ショルダーストラップ収納
最も背面側にあるジップを開くとそこにはバックパック用のショルダーストラップが収納されています。
これを引っ張して下部のリングに引っかければバックパックに早変わり。体に触れる部分はメッシュになっていて、クッション性もあるので重いものを背負うのも楽ちん。
このようにかなり収納性に優れたBox Backpack。カメラバッグとしてはもちろん日常使いまで、幅広いシーンで使うことができます。
背負ってみた
実際にこのBox Backpackをカメラバッグとして、また通常のバックパックとして背負ってみました。
これは先日行ったBTPフォトウォークの時の写真。こうして背負っていると普通におしゃれなバックパックです。
この日はミラーレスカメラ2台とレンズ3本の構成で臨みましたが、収納的にはまだまだ余裕。
レンズ交換の際にガバッとバッグを開けて、目当のレンズをサッと取り出せる仕切りつきのカメラケースはやはり便利でした。
こちらは別日通常のバックパックとして持ち出したときの写真。
淡いグレーの色味が割とカジュアルな印象なので、あえて襟付きのシャツなどと合わせるとバランス良くまとめてみました。
たっぷり物が入るわりには意外とサイズはコンパクトなので、小柄な型でもそれほど違和感はないと思います。
背負った際のフィット感がちょっと惜しい
見た目も可愛くて機能性にも富んだBox Backpackですが、唯一気になったのはバックパック時のフィット感。
上の写真の様に背中にピタッとフィットせずに「だるん」と垂れ下がってしまうので、背負っていると少し気になりました。
ショルダーストラップを短く調節しても装着感はあまり変わらなかったので、背負い心地を重視する人は一度試してからの方が良いかも。
もちろんフィット感を重視したバックパックにはない機能がBox Backpackにはたくさんあるので、この辺りはご自身の仕様用途やライフスタイルと照らし合わせて選んでみてください。
カメラをおしゃれに持ち運びたい人の最適解
良い点・気になる点含めて書いてきましたが、総じてとても良いバックパックだと感じました。なによりこうやって写真で見ると、格好良くないですか?
カメラバッグは便利だけどおしゃれさを意識した物は少ないなという印象だったんですが、このoff tocoのBox Backpackは利便性とおしゃれさを兼ね備えたバッグです。
ご紹介した通り中身は歴(れっき)としたカメラバッグなので上級者の方はもちろん、個人的にはぼくの様なカジュアルにカメラを楽しみたいというライトユーザーにおすすめな製品だと感じました。
価格は定価12,000円ほどですが、なぜかAmazonでは記事執筆時点で半額以下の3,000円〜5,000円(カラーによって変動)程度で販売されているので、カメラバッグ初心者にも手が出しやすいお値段です。
より大きなバックパックや、小さいショルダーバッグなどもあるので、ミラーレス一眼・一眼レフのエントリーモデルなどをお使いの方は是非チェックしてみてください。
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