先日のWWDC2017で発表された10.5インチ型 iPad Pro。これまで9.7インチ iPad Proを使っていたぼくは基調講演後すぐに予約。発売日の6月13日の夜に家に届きました。
その日にセットアップ等を完了させてから使い始めてまだ1日ですが、軽いインプレッションと今後10.5インチ iPad Proをどう使っていくかについて書きたいと思います。
10.5インチ iPad Pro 64GB Cellular
届いた10.5インチ iPad Proがこちら。ほぼ本体サイズの箱はいつも通りですが、今回は全面にディスプレイが描かれたパッケージ。ここ最近は本体の薄さを強調する側面の写真が描かれていることが多かったのでちょっとびっくりしました。
一目で違いが分かる、広大なディスプレイ
箱を開けて真っ先に目に飛び込んでくるのは、前面いっぱいに広がる大型ディスプレイ。従来機に比べて20%面積がアップしているとのことで、9.7インチ型を使ってた人なら一目で圧倒的な違いを実感できると思います。
ディスプレイの大型化に伴い、本体サイズもわずかに大きくなりました。手元に届くまでは「ディスプレイだけ大きくして欲しかった」と思っていましたが、実際に見ると本体サイズの違いはあまり感じません。
全く気にならないといえば嘘になりますが、それ以上に広大になったディスプレイの印象が強烈でそっちに意識が持っていかれてしまいます。体感というアナログで曖昧な感覚は不思議ですね。
狭縁ベゼルはまるで紙を持つ感覚
同じく感覚の話をすると、ベゼルが細くなった10.5インチ iPad Proはほとんどがディスプレイ領域なので、手に取るとまるで紙を持っているかの様な感覚にとらわれる瞬間があります。特に横向きにしてiPadをぐいっと顔の近くまで持ってきた時は、かなりの迫力。
このディスプレイが迫ってくる感覚の正体ですが、大型化したサイズ以外にもディスプレイが手前にあるような印象を受けます。実際にそういった技術的な変化があるのかは分かりませんが、ディスプレイの迫力は格段に増しています。
余談ですがiPadが紙のように感じられるようになったことで、これまであまり興味がなかったApple Pencilが欲しくなりました。描画時の遅延もこれまでの半分になっているとのことで、本当に紙とペンのような感覚で描けるかも。
処理速度も体感できるレベルで向上。アプリの切り替えが機敏
ディスプレイサイズの他に、9.7インチとの大きな違いがCPUとメモリ。従来モデルよりも30%早い「A10X Fusionチップ」を搭載し、メモリも4GBに増強された10.5インチ iPad Proは動作がサクサク。CPUの恩恵を実感できるのはiOS11以降かなと思っていましたが、現状でも体感できるレベルで9.7インチとの違いを感じました。
現状まだそれほどハードに使い込んではいないですが、アプリの切り替えひとつとっても機敏に動いてくれます。これまではSplit View利用時にアプリを切り替えると若干引っかかりを感じることがありましたが、10.5インチではそれがありません。
ぼくはこのiPad Proをメイン端末としても使い込もうと考えているので、肝となる処理性能のアップグレードは嬉しいポイントでした。
10.5インチ用Smart Keyboard(JIS)も購入
Smart Keyboardはぼくにとって、iPad Proになくてはならない重要なデバイス。9.7インチの時と同様、本体の購入と同時にSmart Keyboardも購入しました。
Smart Keyboardの打鍵感に関しては好みが分かれますが、ぼくはかなり自分に合っています。しっかりとしたキーストロークがあり、打鍵音も静かなのでガッと集中してタイプするのに適していると感じます。
10.5インチ用からはJIS配列も選べるようになったので、MacBook Proと合わせてJIS版を購入。US配列では英数 / かなの切り替えをCapsLockキーで行ってましたが、やっぱり直接英数 / かなキーで切り替えられるのは便利。実際使ってみましたが、これまで以上に快適なキータイプができました。
煩わしい無線接続の手間や入力遅延がないSmart Kerboardは、iPadを生産的作業に使うためのマストアイテムです。マウス操作ができなという欠点も、キーボードショートカットでかなり補うことができます。
10.5インチ iPad Proで仕事もブログもこなしたい
10.5インチ iPad Proですが、今後はブログ執筆はもちろん仕事でも積極的に使っていきたいと思います。というのも先日メインマシンを12インチのMacBookから13インチのMacBook Proに乗り換えたんです。外部ディスプレイを2枚繋いでも軽々と動くパフォーマンスは素晴らしいんですが、なにぶん毎日持ち運ぶにはちょっと辛い重さ。
なのでMacBook Proは自宅利用をメインに、可能な限りは軽いiPad Proを外出用の端末として使いたいなと。これまでやってきたiPadでのブログ執筆はもちろん、iOS11になれば仕事用のマシンとしてもある程度使えるようになるはず。
もっともiPadにも得手不得手があるので完全に外出用マシンとして置き換えるのではなく、MBPとiPadをうまく使い分けていければなと思います。そうした使い分けのポイントや、iPadを活用するための工夫などもこれから少しずつブログで発信していければ。
ということで10.5インチ iPad Proのインプレッションは思った以上に良い感じでした。さらに深く使ってみて、また詳細に使用感などをレビューできればと思います。