服には2種類の軽重があります。
1つ目は文字どおり重量のこと。真冬に着る厚手のコートは重くて肩が凝るけど、春先に羽織るシャツは軽やかで浮いた気分になります。
もう一つが色味から感じられるイメージとしての軽さと重さのこと。ダークトーンの服装は重厚で力強いイメージを与えるのに対して、淡いペールトーンの服装はふんわりとしなやかな印象に見えます。
この2つの軽重はたいてい互いに関連し合っています。厚手の服を着る冬は暗いトーンの服が多く、春夏服は素材使いも軽く色味も爽やかです。多くの場合は。
UNIQLO Uのレディースダスターコートは、そんな服が持つ2種類の軽重をひっくり返したようなアイテム。ややくすみがありつつもほとんど黒といってもいい”重め”な色使いにもかかわらず、素材使いはとても軽くて柔らか。
風が吹くと黒いコートがふわっとひるがえるさまをみると、なんとなく頭の中にある服の固定観念まで吹き去ってくれそうな気がしてきます。
そんなダスターコートを主役にダークトーンで合わせた今日のスタイル。あなたには重く見えますか?それとも軽く見えますか?
2017/9/23の服装
- Coat:UNIQLO U
- T-shirt:Maison Margiela
- Pants:UNIQLO
- Shoes:VANS × ELYE KISHIMOTO
- Glasses:Ermenegildo Zegna
ゆっくりとした休日の今日は、Tシャツの上からダスターコートを軽く羽織ってリラックスしたコーディネート。秋の気候らしく日中は暑いくらいでも夕方になると一気に気温が下がったりと寒暖差が激しい日は、袖をロールアップできる薄手のコートが便利です。
このダスターコートはもともとレディースのUNIQLO U商品なんですが、メンズできている人が割と多いアイテム。先日Sunday Bestで取材させてもらった方も、やはりこのダスターコートを愛用していました。
全身が思いっきりモノトーンだったので、少し遊びを加えたくて選んだのがELEY KISHIMOTOとコラボモデルのVANSのスニーカー。
富士山みたいな変わった柄をしていて、履くだけでコーディネートのポイントになれる飛び道具的なシューズ。個性が強すぎて購入当初は合わせ方を随分考えました。
春夏はコーディネートが軽くカジュアルになりがちなのであまり履いていませんでしたが、涼しくなってダークトーンな服装が多くなるにつれ、足元に軽さを出すために登板機会が増えてきました。
気づいたら下駄箱に靴が増えてきたので、また機会があればまとめて記事で紹介する企画もやりたいですね。それでは良い週末を!