冬の定番アイテムになったあたたかインナー。UNIQLOのヒートテックがブームの火付け役となり、今ではさまざまな衣料メーカーから防寒用のインナーが発売されています。
ぼくもロングスリーブ5枚、タートルネック1枚、スパッツ3枚のヒートテックを使っていて、冬場はもう手放せないアイテム。
今回はこうしたあたたかインナーの中で、特に防寒性に優れた「もちはだ」というブランドのインナーをご紹介。実際に冬の北海道に履いて行きましたが、とても暖かくて重宝しました。
特殊防寒肌着「もちはだ」
「もちはだ」は兵庫県にあるワシオ株式会社が製造する防寒肌着のシリーズ。ワシオ株式会社は1980年の設立以来、一貫して起毛製品を手がけてきた老舗メーカー。
今回はもちはだシリーズの中でも薄手でインナーに使いやすい「もちジョイ」というラインのタイツを購入しました。細微厚地という薄手なぶん、もちはだシリーズの中では防寒性は控えめなデイリーユースを想定しているそう。
カラーはチャコールとメッシュグレーの2色展開で、前閉じと前開きの2種類のタイプがあります。サイズはM〜LサイズとL〜LLサイズの2サイズ展開。
ぼくは今回チャコール / 前開き / M〜Lサイズを選びました。
表地は凹凸感のある柔らかい生地で、全体にストレッチがよく効いています。内側にふわふわの起毛があるぶん、薄手のシリーズとはいってもヒートテックのスパッツよりも少し肉厚です。
裾部分のリブも幅広でしっかりした締め付け感があるので、風の侵入を防御。包み守られている感があります。
インナーは縫製が大雑把だと痒くなることがたまにありますが、このもちはだのスパッツはフィット感が良く履いていて終始快適でしたよ。
特許製法の起毛がふわっふわで暖かい
もちはだの防寒性の秘密は裏地の起毛生地。腰回りから足先まで、裏側を起毛素材がびっしりと覆うことによって保温力を保っています。
起毛部分をさらにアップで。この生地は「特許もちはだ起毛」という特許製法。
特殊なブラシを用いて生地のループ形状を残したままムラなく起毛する技術により、柔らかくボリュームのある起毛を再現しているのだそう。
さらに裏地に使っているのは「サーモギア」という調湿性に優れた特殊繊維。インナーの中の余分な湿度を外へ逃がす働きを持っているので、暖かいのに汗ばみにくく爽やかな履き心地が長続きします。
このふわっふわの起毛に下半身のほとんどを包み込まれる感覚はとても心地よいです。
あまりに履き心地が良いので、ぼくは外から帰ってきたらズボンだけを脱いでもちはだ1枚で過ごしてしまうことも。笑
-10℃の気温でもちはだの保温力を実感
これまでUNIQLOのヒートテックで過ごしてきたぼくが今回もちはだを購入したのは、2月に北海道出張が入ったのがきっかけ。
北海道下川町という旭川よりもさらに北上した場所にある町なのですが、冬は-10℃を下回ることもあると聞き、保温力の高いインナーを探して行き着いたのがもちはだでした。
仕事は市街地が中心だったこともあり、デニムパンツをロールアップしてブーツという比較的身軽な服装で臨んだのですが、もちはだを履いていたおかげで寒さもそれほど気にならず快適に過ごすことができました。
個人的にはしっかり暖かいスパッツでも生地が分厚くなり過ぎないので、デニムパンツのラインを崩さずきれいに履けたのが嬉しかったです。
一応通常のヒートテック(極暖)も持って行ったのですが、保温力は段違いでもちはだが上。体感値で2倍くらいもちはだの方が暖かかったので、結局滞在中はずっともちはだを履いていました。
今回購入した「微細厚地」は、もっとも暖かい「超極厚地」よりも保温力が4段階控えめな生地。それでも十分な暖かさがあったので「超極厚地」はとんでもなく暖かそう…!
寒冷地への旅行や冬場のレジャーなど、寒い場所に長時間いることが多い機会には持っておいて損のない防寒インナーです。微細厚地のもので1着約5,000円と類似品と比べると割高ですが、この暖かさは代え難い魅力ですよ。
- 特許製法の起毛技術でふわふわ暖かい
- 調湿性に優れた「サーモギア」素材で、ムレにくい
- 価格は類似品に比べてやや高めだが、暖かさは段違い
こちら↓は保温力最強の「超極厚地」のタイプ。最大の防寒が必要な際はこちらをお試しあれ…!