「ライカ、お好きなんですか?」
ちょうどぼくが首から下げていたLeica M6に気づいた店員さんから、こんな風に声を掛けられたのは9月上旬。打ち合わせを終えて銀座近くのスターバックスでオーダーをしていた時のこと。
聞くと彼女は写真家として活動していて、Leica M10を愛用しているのだそう。年齢も近いということもあってそのまま話は盛り上がり、連絡先を交換して一緒に写真を撮りに行く約束をしました。
それから1ヶ月ちょっと。同じくライカを愛用するトバログの鳥羽も誘って3人で写真を撮りに行くことに。
Leicaを持って、原宿へ
当日は3人で原宿に集まって、あてもなく街を撮り歩き。新鮮なメンバーで歩くと自然と撮るものも普段と違ってくるのが面白い。
3人ともレンジファインダーなので、じっくりとフォーカスを合わせて撮る撮影テンポも心地良く、楽しいフォトウォークでした。彼女はrinakokitahatake|OZという名前でinstagramもやっているので、ぜひ見てみてください。
Leicaというカメラの魅力
Leicaというのは不思議なカメラだ。スペックや使い勝手は決して他のカメラに比べて優れているとは言えないけれど、使っていると数字や言葉には言い表せない魅力を確かに感じるのです。
なかなか表現しづらいからこそ、同じLeicaを持つ人を見つけると嬉しくなったりつい声を掛けたりしてしまう。そうして生まれる人との出会いもまたLeicaの魅力の1つなのかもしれない。
同じものを持っているというだけで初対面の人と繋がれる理由になるLeicaは、やっぱり偉大なブランドだなと思います。使い込むにつれてもっとLeicaが好きになる、今はそんな確信に近い予感があります。
そして出会いは繰り返す
この話には続きがあって、当日集まった3人で写真を撮り歩いていると不意に拙い日本語で「これはLeicaですか?写真が好きですか?」と話しかけられたんです。
彼女の名前はhelen。香港からワーキングホリデーを使って日本に滞在し、写真家として働いているとのこと。
「私も写真がとても好きです。」
彼女が普段使っているカメラがぼくのデジタルと同じFUJIFILMということもあり、その場でいろんな話をして最後は「今度一緒に写真を撮りに行こう!」と約束しInstagramアカウントを交換しました。
Leicaがつないでくれる縁はもうしばらく続きそうです。
彼女のinstagramも本当に素敵なので、一緒に写真を撮りにいくのが今から楽しみ。もちろんその日も、Leicaを持って。