先日購入したヴィンテージのインスタントカメラ「Polaroid SX-70 Alpha 1」
8枚撮り2,700円という価格や、40年以上前に作られた決して器用ではないカメラということもあり、購入してからそれほど使えていませんでした。
そして先日、よく晴れた夏の日に友人たちと鎌倉の海へ写真を撮りに行ってきました。その時に持ち出して撮影したSX-70の写真がとても良かったので1パック分8枚まとめてご紹介します。
ぽわっと幻想的な写りは、まるで夏の暑さに浮かされた白昼夢のようです。
Polaroid SX-70を持って海へ
ファーストショットは鎌倉の海を無限遠で正面から。空のグラデーションがきれいです。
砂浜と赤いパンプス。割と解像感高く撮れた1枚。
これも空のグラデーションがきれい。広角寄りのレンズなので、後ろの住宅のパースが良い感じ。意外と歪みがないことに驚き。
この後は一緒に来た男二人で海で戯れてずぶ濡れに。ウォータープルーフの写ルンですで撮影もしたので、またご紹介しますね。
鎌倉高校前駅の踏切前で。ちょっとピント外しちゃいましたが、奥行きがあっていい写真。
途中休憩した海沿いのカフェにて。もっと光が入って素敵な雰囲気だったんですが、アンダー寄りになっちゃいました。
SX-70の明暗コントロールのクセはまだいまいち掴みきれてないですね。
日も沈み出して少しずつ海もシケてきました。波がくるのを待って撮影したこの写真が、解像感・色味ともにこの日1番よかったかも。
波で揺れる海面の濃淡が美しい。
岩場の水たまりにカメラを向け、反射を狙って撮影。普通のカメラなら一般的なこういうテクニックも、ポラロイドだと写っているかドキドキ。
思った以上に良く写っていて一安心。
最後は夕暮れ時、青から赤に塗られゆく空を撮影。夕日を背負ったノスタルジックな街並みと、静かな海の雰囲気が1枚に詰まった写真。
ただただ使っていて楽しいカメラ
というわけでPolaroid SX-70の1パック分8枚の写真を順番にご紹介しました。
「よく写っている」と言っても今のカメラと見比べると雲泥の差があるのはもちろん、同じインスタントカメラのチェキと比べても画質では大きく劣るPolaroid。
それでもPolaroidを使うのは、たぶん純粋に使っていて楽しいから。ガチャンとカメラを組み立てて、ピントをくるくる合わせながら撮影する所作はぼくがフィルムカメラを使う理由に通づるものがあります。
そしてもう1つ特筆したいのはSX-70のファインダーの美しさ。クリアで立体感のあるファインダー越しの世界は、覗くたびにドキッと胸の鼓動が聞こえるくらい美しいです。
これからもマイペースにSX-70で写真を撮り続けていきたいと思います。
Polaroid SX-70の購入レビュー
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