ファッションをテーマにしたギャグ漫画です。面白い!
DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
以前、ファッションの基本知識が漫画で学べる『服を着るならこんなふうに』という本を紹介しました。
ファッションをイチから学びたいという方にはぜひオススメの漫画です。
そして今回紹介するのは『服なんて、どうでもいいと思ってた。』という同じくファッション系漫画。
一時期少し話題になっていたので読んでみたら、これもまためっちゃ面白かったのでご紹介します!
ちなみに同じファッション漫画でも表紙からも分かるように、こちらは全くファッションの役には立ちませんのであしからず。笑
盆栽雑誌から人気女性誌へと異動になった主人公
主人公は雑誌編集社で働く男性、花月カヲル。
それまで盆栽雑誌の編集をしていたところ、突如人事異動により赤文字系人気雑誌『LouieLouie』の編集部へと配属になってしまうところから物語は始まります。
ファッションセンスは皆無
主人公の花月カヲルは顔こそ悪くないものの、ファッションセンスは皆無。
女性とデートまで漕ぎつけても、待ち合わせで花月の服を見た女性は毎回体調が悪くなりドタキャンされるという過去を持ちます。
同じタイミングで異動になった4人の男性も、格闘雑誌・アダルト雑誌出身などファッションに関する知識はゼロ。
まさにおしゃれサンクチュアリのニューヨークマンハッタンに迷い込んだ珍獣状態です。
「服を買いにいく服がない」という、お馴染み?の悩みも登場。
それに対する解決策は「文明開化」らしいです、なるほど分からん。
このメガネの男は斑鳩九一郎(いかるがくいちろう)という、社内恋愛のプロの異名を持つ人物。
班長としてメンバーからデスクと呼ばれています。
男女の価値観の違いに対する考察が面白い
『服なんて、どうでもいいと思ってた。』はファッションを通じて男女の価値観の違いについて考察していく漫画。
例えば1巻中では「この服どっちが良い?」と女性から聞かれるシーンがありますが、「どっちでもいい」という回答は女性にとって禁句であるとのこと。理由はこちら。
身もフタもないからなんですね。ぼくも気をつけましょう。
他にも女性から決定権を委ねられた時の対処法について書かれたシーンでは。
模範回答は「極端に偏った選択肢を提示すること」だと社内恋愛のプロ・斑鳩デスクはいいます。
極端な選択肢を提示することで、相手は代案を自ら用意せざるを得ないという見事の心理戦。
まさにCIA捜査官ばりの考察で、ピンチを見事回避していきます。
他にもSNSで誰とは言わないが彼氏っぽい存在をアピールしてくる女性を「志の高い海賊」と表現したり、その高い考察力とワードセンスが光るギャグ漫画です。(理由は1巻を参照)
全3巻完結のストーリー。ラストの展開が素敵。
ファッション雑誌って主に同性が読むことを前提にしているので、男女とも独自の進化を遂げていき、異性から見ると「?」な点もあるんですよね。
本書はそんな男女の違いを、まさにファッションを通じて明からめていくという着眼点が斬新。
そしてファッションセンス皆無の花月はじめとする男性メンバーが、流行の最先端である『LouieLouie』で奮闘する姿は面白くも応援したくなります。
あくまでギャグ漫画なんですが、ラストの展開がすごく素敵で個人的には良かったです。
『服なんて、どうでもいいと思ってた。』は全3巻で完結済みの作品です。
ファッション知識は身につきませんが、ファッション好きなら思わずニヤリとしてしまうあるあるネタ満載で楽しめます。
そしてなによりファッションが好きな人も苦手な人も、今よりちょっとだけファッションが好きになれる、そんな漫画でした。
漫画でおしゃれを学びたいという方は、冒頭で述べたこちらがオススメ。
こちらも過去に紹介記事を書いていますので、気になる方はご覧ください!