少し前に比べて最近ではネット通販で服を買うということのハードルはぐっと下がってきました。ネット通販であっても、返品可能な通販サイトがどんどん増えてきているのもその一因です。
ネット通販が便利な理由の1つとして、好きなブランドのお店が近くになくても買えること。
特にインポートブランド(海外ブランド)は都心でも取り扱うお店が少なく、取り扱っててもコレクションのごく一部なんてことも。
そんなわけで今回は、インポートブランドのファッションアイテムを買えるファッション通販サイトをまとめてみました。それぞれのサイトが主に取り扱っているブランドも合わせて調べましたので、お買い物の参考にしてみてください。
モダンブルー楽天市場店
2001年に創業した日本の会社が運営するファッションサイト。海外からブランド物を並行輸入して販売を行っているサイトです。ビッグメゾン系を中心にイタリー系のブランドが多い印象。
扱っているアイテムは平行輸入品なのでブランド正規価格と比べて割安で購入できるのがオススメのポイント。
※並行輸入に関してはこの記事の末尾に詳しい解説を載せています。
平行輸入品と聞くと「偽物なの?」と思うかもしれませんが、モダンブルーは楽天内でも多数の受賞経験がある信頼のショップ。
信頼できる業者とのみ取引を行っているので創業から贋作(ニセモノ)が入ったことは1度もないとのこと。ぼくもモダンブルーでは何度も買い物していますが、もちろん全て本物でしたよ。
さらに下着等を除く全商品は試着後に指定返品も可能。
届いてニセモノだとわかれば返品もできるので、買う前から必要以上に心配する必要はありません。
定期的に更新される特集やコラムなどのコンテンツも完成度が高く、読み物としても面白いです。
商品の写真なども自社でモデルを抱えて撮影を行い、商品説明のライティングも自社で執筆している信頼できるサイトですよ。
ちなみに楽天市場店ではなく自社が直接運営するECサイトもありますが、楽天だとポイントがもらえるのでぼくは楽天市場店から利用しています。
mirabella homme(ミラベラ オム)
個人的にオススメで最近よく利用しているのがmirabella homme(ミラベラ オム)
サイトを運営しているのはあの『週刊少年ジャンプ』などを出版する集英社!
日本の会社、それも名の通った会社が運営しているということで安心感があります。
「mirabella homme」と言われて聞いたことがない人も多いと思いますが、それもそのはず。
実はこの通販サイト、2015年にオープンしたばかりのファッション通販サイトとしては後発。
ただ集英社運営という強みを活かし、雑誌UOMOとの連動企画など企画力で勝負しているサイトです。
取り扱うブランドもインポート・ドメスティック問わずかなりイケているブランドばかり。
毎シーズンのセールの際は最大80%なんていう大幅値引きを行なっているのも、隠れた魅力です。
そしてもちろん返品・交換も無料で可能です。
FARFETCH (ファーフェッチ)
Farfetchは「400 BOUTIQUES , 1ADDRES」をコンセプトとするセレクトショップのマーケットプレイスサイト。
マーケットプレイス型サイトなので、各セレクトショップが自店の在庫をFarfetchを通じて販売する仕組みです。商品を購入すると、販売元であるセレクトショップから直接送られてきます。
「400 BOUTIQUES , 1ADDRES」というコンセプトの通り、Farfetch上ではブランド検索はもちろん、世界中のセレクトショップを検索して買い物をすることができます。
ヨーロッパ・南北アメリカ・アジアなど、世界中のセレクトショップに1サイトからアクセスできるまさにネット時代ならではの巨大セレクトショップモールです。個人的にもここのサイトはブランドの品揃えも膨大でよくチェックするサイトです。
海外旅行が好きな方などは、旅先で見つけたセレクトショップの商品を日本にいながらにして買うことができますし、逆に旅行前にFarfetchを使って良い感じのショップを予習するなんて使い方もできそう。
サイトも日本語で日本円・日本への発送にも対応しており、電話でのカスタマーサポートも設置。
そして安心の商品到着後14日以内なら返品も無料で対応。海外からのネット通販もここまで簡単になったのかと思わされます。
GILT(ギルト)
GILTはアメリカで設立したファッション通販サイト。
GILTは会員限定・時間限定でブランドアイテムが最大70%オフで買える、いわゆるフラッシュセールサイトの先駆けともいえるサイト。
毎日21時になると78時間限定のブランドセールが開始され、そのサイクルをぐるぐると回しています。
数年前の日本上陸当初は会員からの招待がなければ新規登録できない形式でしたが、現在は誰でも会員登録可能。
ぼくも高校~大学時代は毎日サイトを見てお気に入りブランドのセールが開催されないかチェックしていました。
ちなみにファッションECベンチャー企業を舞台としたヒット映画『マイ・インターン』で、外部から新社長を招き入れるかを議論するシーンでは「GILTだって外部から人を招いて成功したんだ」というひとコマあります。それほど当時は画期的な販売手法で注目されていた企業でした。
ぼくも何度か買い物したことがありますが、商品はきちんと本物ですしやり取りも丁寧で信頼できるサイトです。
GILTで昔NOOKAの腕時計買ったのを思い出しました、懐かしい!
YOOX.com(ユークス ドットコム)
YOOXは2000年に生まれたイタリアのファッションサイト。
日本向けサイトは完全日本語化しているので安心して買い物ができます。メゾン系ブランドはもちろん、デザイナーズよりなブランドも展開しています。
デザイナー、メーカー、公式代理店と直接取引契約を行い、正規商品の新品のみを販売しているのでニセモノの心配はなし。
YOOXで購入した商品は届いてから14日以内であれば、返品または交換することが可能です。
YOOXではシーズン物の新作もありますが、ブランド物のシーズン落ち商品などがかなり安値で販売されている印象。
個人的にも掘り出し物を探すような感覚でサイトをチェックすることが多いです。
ZOZOTOWN(ゾゾタウン)
国内最大手のファッションECサイト『ZOZOTOWN』。 ファッション好きなら一度は利用したことがある方も多いのでは。
ZOZOTOWNといえば国内のブランドを取り扱っているイメージが強いですが、インポートブランドも多数取り扱いがあります。
国内の総合系ECサイトでここまで多くのハイブランドを取り扱えるのはさすがZOZO。流通としての強さを感じます。
どちらかというとデザイナーズ系の海外ブランドが多い印象ですね。
ZOZOTOWNも到着から8日以内であれば返品申請が可能なので、安心して買い物できますね。ZOZOの返品ポリシーはこちら。
BUYMA(バイマ)
BUYMAは株式会社エニグモという日本の会社が運営する、海外ファッション通販サイト。
特徴は海外在住のパーソナルショッパー(出品者)から世界中のアイテムを購入するという、CtoCコマースタイプのサイトであること。
現地在住のショッパーから商品を購入できるシステムなので、日本国内で未発売のアイテムなどを手に入れることも可能。
さらに感度の高いパーソナルショッパーをチェックしておけば、彼/彼女がセンスの良いアイテムを選んでくれるのでトレンドを把握したりといったキュレーション的な機能も期待できます。
取引方法もフリマアプリ『メルカリ』などで導入されているのと同じく、代金は一旦運営が預かり、取引が完了したら運営から出品者に支払われる形式なので安心感があります。
とはいえ取引相手は個人なので、偽者などのリスクは避けられません。信用できるショッパーを見つけることができれば便利なサイトといえるでしょう。
LASO(ラソ)
LASOは2006年にスタートした日本の会社が運営する海外ファッション通販サイト。
社長自らが海外にとび、世界各地のセレクトショップ・ブランドを開拓して仕入れを行っています。そのためブランド限定品や個人輸入できない商品なども豊富に取り扱っています。また海外店舗から直接配送するので日本の店舗では扱っていないサイズも展開。
特にプラダ・ドルチェ&ガッバーナ・フェンディ・アルマーニなど世界的に有名なブランドが集まるイタリアには力を入れており、独自の仕入れルートを確立しているそう。
ハイブランドの高価なアイテムが多いですが「返品保証」と書かれている商品は購入後イメージ違いなどでも返品が可能。
但し注意すべき点は現金ではなく、ポイントでの返金になる点。LASOのヘビーユーザーなら問題ないですが、普段はあまり使わないのであればちょっと微妙かも。
waja(ワジャ)
wajaは株式会社wajaが運営する日本のファッション通販サイト。
wajaでは大きく下記の3つのマーケットがあり、それらを一括してwajaのサイトから購入できます。
- 海外在住バイヤーが買い付けた国内未入荷のインポートアイテム
- 正規代理店から直接仕入れた人気ブランドの激安サンプル品やセール品
- お得な買い物が楽しめるユーズドアイテム
日本の会社が2003年から運営していること、アイテムは全て1点ずつ検品してブランドチェックを行っているので安心して買い物ができます。
海外アイテムも関税などはなく配送料は一律490円。サイズ違いやイメージ違いの場合でも原則返品可能なのも嬉しいポイント。返品条件など詳細はこちらから。
ASOS(エイソス)
ASOSは2000年にロンドンでスタートしたファッションブランド。
ASOSというブランド名は「As Seen On Screen(画面で見たもの)」の頭文字をとったもの。映画やテレビで見たのと同じ品物を揃えて販売するというアイデアからこの名前が付けられました。
ファストファッションの台頭とともに立ち上がったブランドで、5千円~2万円という比較的安価な価格が奏功し、海外セレブたちの着用を発端にブームになりました。
そんなASOSのECサイトでは自社ブランドはもちろん、アバクロやアメアパなどファストファッション系の他社ブランドが購入できるほか、FRED PERRYやCHEAP MONDAYなど英国系のブランドも取り扱いがあります。
どのブランドも価格帯がそれほど高くないので、このサイトのアイテムだけで全身を揃えれば安価でブリティッシュカジュアルなスタイルが作れそう。
価格は日本円対応してませんが日本への発送は対応済み。20£(約3000円)以上の購入で日本への送料は無料になります。
平行輸入品とは?
「平行輸入」とは「正規輸入」と対になる言葉。
「正規輸入」がそのブランドの日本法人や直接契約関係にある会社から商品を輸入するのに対し、「平行輸入」とはブランドとは無関係の第三者を経由して輸入した物を指します。
例えばぼくが海外でPRADAの商品を購入し、それを日本に輸入して販売する際は「平行輸入品」として扱われます。
並行輸入品のメリットは様々ありますが、1番は安価にブランド物を変える可能性があること。
正規輸入の場合はブランドイメージ維持のため型落ちや為替の影響などで値崩れしにくいですが、並行輸入の場合は為替の変動をダイレクトに販売価格に転嫁することが可能です。
さらに日本で正式販売されていない商品などは、そもそも並行輸入でしか手にいれることはできません。
ただその分デメリットもあります。その最たる物がコピー品、つまりは偽物です。
直接契約関係を結んでいないルートからの輸入ですので、本当にその商品が本物なのかという保証は正直ありません。
全てが偽物ということではないですが、並行輸入品を語った偽物が跋扈しているのも事実です。
ですので並行輸入品を購入する際は、売り手が信用に足る存在かどうかをよく吟味することが必要です。
「正規輸入」と「並行輸入」のメリット・デメリットを理解して、上手に買い物してくださいね。
おすすめはやっぱり「mirabella homme」
メジャーなところから少しニッチなところまで、10個をまとめてみました。
取り扱うブランドが異なるので単純に比較はできませんが、個人的にはやっぱりオススメは「mirabella homme」です。
やっぱり集英社という日本企業が運営していることもあり、安心感・サイトの見やすさなどもピカイチ。そして上に画像のように、商品写真だけでなくオシャレな着用写真が多いのもポイント。
なによりぼく自身が一番利用頻度が高くて、使っていて楽しくついついあれこれ買っちゃうんです。笑
雑誌でいうと『UOMO』『CLUEL』『popeye』などを読んでいる人なら、割と好きなブランドセレクトだと思いますよ!是非サイトから一度ブランドリストを覗いてみてください!