日本が生んだ世界的時計ブランドG-SHOCK。1983年の誕生から現在に至るまで高い人気を誇り、その名前を知らない人はいないのでは。
そんな不朽の名作G-SHOCKをカスタムし、現代的にアップデートしているブランドがあります。それが『DAMUE(ダミュー)』というジュエリーブランド。
今回は『DAMUE』のデザイナー梅田さんにブランドにまつわるお話などを伺ってきました!
実物を手に取りお話を聞いているとどうしても欲しくなってしまい、取材だけのつもりだったのですがその場で購入してしまいました。笑
腕時計の域を超えた圧倒的な存在感を、ぜひ記事を通して感じていただければ。
G-SHOCKをシルバーパーツでカスタム
『DAMUE(ダミュー)』は梅田カズヒト氏が2015年にスタートしたジュエリーブランド。
G-SHOCKのカスタムカバーをメインとして、シルバーアクセなどを製作しています。
これが『DAMUE』のカスタムカバーを装着したG-SHOCK。
G-SHOCKの見慣れたスクウェアフェイスやラウンドフェイス部分に、含有率92.5%のスターリングシルバー(※英国の法定純度を満たすシルバーの合金)を被せています。
上品な反射を生み出す鏡面仕上げのシルバーによって、無骨なG-SHOCKやbaby-Gが一気に大人な雰囲気に。
今回お話をいただき公式サイトを見た瞬間、あまりの格好良さに衝撃を受けました。
これはぜひ紹介したい!ということで、浅草のオフィスに伺いデザイナー梅田さんとお話する機会をいただきました。
最高の素材を最高の技術で。
梅田カズヒト
ジュエリーカレッジを卒業後、ハイジュエリーブランドのデザイナーとして益若つばさ、グレースケリーなどのコレクションを手掛ける。在学中のコンクールでは水野学長賞グランプリも受賞。2015年より自身のブランドDAMUE JEWELRYをスタート。
ーーカスタムG-SHOCKは、これまでのG-SHOCKのイメージを覆すデザインですね。
通常G-SHOCKというとゴツめでカジュアルな印象ですが、DAMUEではフロントベゼルを取り外してシルバー素材に替えています。デザインもオリジナルよりもシンプルにデザインし直し、フォーマルな服装にも合う高級感あるG-SHOCKに仕上げました。
バンドをウレタンから革素材に換装するアダプターも販売しているので、スーツスタイルなどにも合わせやすくなっています。
ーーウレタンで作られているベゼルをシルバーに変えるというのは、技術的には難しいものですか?
はい、シルバーは鋳造という工程においてねじれ、収縮、歪みなどが発生してしまいます。それをオリジナルのパーツにぴったりと合うように設計するのにはかなりの技術と忍耐力が必要でした。
その高い技術要件を満たすため、企画から製造までは一貫して国内で行っています。
それでも最後の工程は全て職人の手仕事。フィニッシュの鏡面仕上げも業界水準を遥かに上回る基準で仕上げています。決して効率は良くないですが、そこは譲れないこだわりです。
ーーG-SHOCKのカスタムを始めようと思ったきっかけは?
もともとG-SHOCKマニアで、ピーク時は240本ほどを所有していました。G-SHOCKはただの腕時計、ひいてはプロダクトという域を超えて、一つのカルチャーを作り出している。そこに惹かれるんです。
ただ一方でG-SHOCKのデザインって30年以上変わっていないんですよね。もちろんその不変性も魅力の一つですが、ゴツめなシルエットはどうしても合わせるシーンを選びがち。
もっとフォーマルに大人っぽく身に付けられるG-SHOCKがあればと思い、自分の得意分野であるジュエリーとG-SHOCKを融合させようと考えたんです。
『DAMUE カスタムG-SHOCK』開封の儀
梅田さんに直接話を聞いているうちに、すっかりとその魅力に取り憑かれたFukulow。
取材に向かう道中から「やばいなー、欲しい」と嫌な予感はしていたんですが、試しに付けさせてもらったらもう我慢できませんでした。
悩んだ末に1番人気の「DAMUE Custom G-SHOCK 5600 (Silver)」というモデルの購入を決意。スターリングシルバーの光沢が美しい鏡面仕上げのモデルです。
偶然にもオフィスに在庫があったので、そのまま持って来ていただき直接購入させて頂くという流れに。
なお通常は公式ECサイトより注文し、在庫のあるもの以外は受注生産で納品まで3週間ほどかかるそうなのでご注意を。
それではいざ、開封の儀をば。
DAMUEのカスタムG-SHOCKは専用の黒い化粧箱に梱包されています。そっと蓋を開けると、そこには漆黒の中に光る白銀色の宝石のようなG-SHOCKが佇んでいます。
どの角度から見ても美しいの一言。
コンセプト通りフォーマルなシーンはもちろん、ストリートモードなテイストにも合わせられそう。本質的な美しさを感じるため、ディスプレイの表示もブラックが背景の反転表示でミニマルになっています。
早速付けてコーディネートを組んでみた!
というわけで、早速卸したての『DAMUE カスタムG-SHOCK』を付けてコーディネートを組んでみました。
- Jacket:BEAUTY&YOUTH
- Sweat:liberum arbitrium
- Pants:GIORGIO ARMANI
- Shoes:church’s
- Watch:DAMUE Custom G-SHOCK
この日はレザージャケットとワイドスラックスでちょっとモードっぽいファッションに合わせてみました。
レザーとシルバーアクセサリーの相性はバッチリなので、カスタムG-SHOCKが腕元の良いアクセントになっています。
時計が見やすいようポージングを変えてもう1枚。やっぱり格好良いDAMUE…これは久しぶりにテンションが上がっております。
上からシルバーを被せていますが、精巧な作りなので本体の大きさはオリジナルと変わらずコンパクト。細身のライダースジャケットに付けても袖元がモタつくことはありません。この辺はさすが国内生産の技術力。
普遍的な「美」が共存したタイムピース
実用的なプロダクトであるG-SHOCKの腕時計と、装飾的なマテリアルのシルバー素材。一見すると相反するように見える両者は、しかし普遍的な美しさという共通項を持ち合わせています。
そんな普遍的な「美」が融合したDAMUEのカスタムG-SHOCKは、この上なく所有欲を刺激してくれる、まさにタイムピースと言えます。
永く、大切に使いたいと思います。
これからの時期ボーナスで自分へのプレゼントや、クリスマスに大切な人に贈るギフトとして、ぜひ選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
スターリングシルバーを使用しているので、決して安いものではないですがその価格を補って余りある風格があります。
プレゼントされる際は、在庫がない場合ですと納期は注文から3週間ほどかかるそうですので、お早めに。
カスタムG-SHOCKの魅力をもっと知りたい
上の記事では、カスタムG-SHOCKの別モデル「5000」を解説。小さめのフェイスがスタイリッシュで女性にもおすすめのモデルです。カップルで合わせて着用した様子もご紹介しています。
こちらでは、存在感のあるラウンドフェイスが特徴的なDAMUEのカスタムG-SHOCK「GD」をご紹介。スポーティにもフォーマルにもハマるデザインです。
こちらの記事では、DAMUEのカスタムG-SHOCKを1週間の様々なシーンに合わせてご紹介しました。ぜひコーディネートの参考にしてみてください。