【作例あり】SONY α7レビュー！半年使って感じた6つの良い点と3つの不満点。

イマイチな点①：シャッター位置が悪い

完璧なカメラというものはありません。良いところばかり書いても参考にならないので、ここからは不満・改善点だと感じる項目をいくつか。

まず不満を感じるのがα7のシャッター位置。写真の通り軍艦部にあるんですがここがどうにも押しにくい。
右人差し指を若干手前に持ってこないと押せない位置で、かつストラップやストラップ金具とちょうど干渉してしまう位置にあるのです。

理想としては前ダイヤルとシャッターの位置を逆にして欲しかった。α7Ⅱ以降はシャッター位置が前ダイヤル位置に変更されていることからも、やっぱりこのシャッター位置は悪かったんだと思います。

イマイチな点②：連写ができない

α7の連写撮影はスペック上5コマ/秒。想像しにくいと思いますがこれがかなり遅く感じます。
また撮影は連続で行えますが、SDへの書き込みのような時間がかなり長く5〜6枚間髪入れず撮影すると10秒くらいかかることも。書き込みの間も撮影はできるんですが、再生ボタンで撮影した写真を見ることができません。

RAW+JPEG撮影モードにするとさらにレスポンスは遅くなるので、連写は苦手なカメラと思っておいた方が良いです。
せめてもの対策としてSDカードはなるべく書き込み速度の早いものを選ぶのをオススメします。

Transcend SDXCカード 64GB U3対応 (最大書込速度60MB/s)

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トランセンド・ジャパン 2014-04-15

イマイチな点③：レンズが高い

これはフルサイズの宿命でもあり、Eマウントの課題でもあるんですがレンズがめっちゃ高い！
今でこそFE 28mm F2 SEL28F20（¥48,000）やFE 50mm F1.8 SEL50F18F（¥28,000）など安価なSONY製レンズが発売されてきましたが、当初α7純正のレンズといばツァイス製のレンズなどどれも10万円近いレンズばかり。

写真を撮っていると広角から望遠までいろいろなレンズが欲しくなりますが、このレンズ価格の高さがネックになってなかなかレンズを揃えることができません。
ぼくはこうした理由もあってマウントアダプターを使ってまだ安いオールドレンズを買い足したりしています。

ただでさえレンズ価格が高いフルサイズというのに加え、レンズ展開に課題のあるEマウント。
α7というカメラは最高ですが、レンズ交換して色んな写真を撮りたいという方はそれなりの覚悟（お金）が必要だということを覚えておきましょう。

ぼくも望遠レンズが欲しい…。

これまで撮った写真

愚痴もほどほどに、これまでα7で撮った写真の中でお気に入りのものをいくつか載せます。こんな写真も撮れるんだという参考にしてください。

FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS

Y/C Planar T* 50mm F1.4

持つと構えたくなるカメラ

ここまで良い点・イマイチな点を書いてきましたが、α7はこんなに語りたくなるほど使い込める良い製品だと思います。
正直ぼくはカメラに関しては全くの素人でα7を買ったのも半分くらいは勢いだったのですが、このカメラを買ってから写真を撮る機会がかなり増えました。改めて撮った写真を見ていても色んな場所に持ち出してるなと。

小さくて軽いけどしっかりと本格派カメラの存在感があり、ファインダーを覗きながらダイヤルをグリグリしているとなんだか自分がすごいカメラマンのような気にしてくれます。
それでいて何気なくシャッターを切れば良い画が撮れるので、どんどん写真を撮るのが気持ち良くなってきます。
そんな風に持つとついつい構えて写真を撮りたくなる魅力がα7にはあると思います。

ボディも結構な値段の上にレンズも高く、決して完璧で使いやすいカメラではないですが他のミラーレス機や一眼レフ味わえない撮影体験があります。少なくともぼくはそうでした。
エントリーモデルの一眼レフや高級コンデジからステップアップしたいという方にはオススメのカメラです。