アッパーがヌメ革でできた「Hender Scheme(エンダースキーマ)」のウイングチップシューズ購入をきっかけに、新品状態からエイジングを定点観測していこうというシリーズ企画「Aging Record」
Vol.1となる今回は、記録の出発地点とも言える購入時の状態を記録します。初回ということで、記事の末尾では撮影環境や機材についても軽く触れています。
購入時(履きこみ期間1日目)の状態
Hender Schemeのウイングチップシューズは、渋谷のブランド古着屋RAGTAGにて新品状態で購入。外箱はありませんでしたが、ソール・アッパー共に使用感は皆無のいわゆる新古品を購入できました。
こちらが新品状態から1度だけ履いた後の写真。半日程度履いただけなので、履きジワも入らずほとんど無傷。この状態から今後どう変化していくのか楽しみです。
少し斜めから。トゥに使われている牛ヌメ革は硬くて丈夫な革質なので、まずはヴァンプ(甲部分)のピッグスキン部分から馴染んできそうです。
トゥ付近をアップで。よく見ると両足ともヴァンプの中央、ウイングチップが交差するあたりに小さなへこみがあります。革靴の中には「タックホール」と呼ばれる、木型に革を合わせる際に発生する小さな穴がヒールあたりにありますが、同じようなものでしょうか。
つま先の牛ヌメ革は艶やかできれいなぶん、ちょっとした擦り傷などが目立ちそう。気をつけて履くようにします。
ウイングチップチップシューズは、このサイドに伸びるブローギングのラインが好きです。全体的に無骨なシルエットのシューズを、ヌメ革という繊細な素材を使って仕上げる絶妙なバランス感がずっと見ていたくなるほど格好良い。
靴底にはクレープソールを使用している、絶妙な抜け感も面白いです。
Aging Recordは毎月1日に更新予定!
こんな感じで今後も定期的にエイジングの様子を観察していきます。とりあえずは月1回のペースで、毎月1日に更新を予定しています。比較しやすくするため、写真も今回撮影したものと極力同アングルで撮影したいと思います。
毎回の変化は小さくても分かりにくいですが、1年、2年と時が経ったときに見返すと面白いシリーズになりそうな気がします。こんな感じで写真を中心にゆったりと続けていければと思います!
補足:撮影環境や使用機材
今回Aging Recordをシリーズ化するにあたり、毎回同じ環境で撮影が行えるよう背景紙を購入しました。
PVC用紙(プラスチック)なのでシワも気にならず、値段も安かったので良い製品でした。ちなみにライティングは左側の窓から注ぐ自然光のみ。被写体のディテールなどをしっかりと見せたい今回のような撮影ではおすすめです。
写真は全てFUJIMILMのコンデジX100Fで撮影。フルサイズのミラーレス機も持っていますがX100Fはブツ撮りも一眼レフと遜色のないレベルで撮影可能。小さくてお洒落な外観からは想像できない写りです。