アッパーがヌメ革でできた「Hender Scheme(エンダースキーマ)」のウイングチップシューズ購入をきっかけに、新品状態からエイジングの様子を定点観測していこうという連載企画「Aging Records」
購入から約30日経過した現在の様子を写真を中心にご紹介します。流石にまだ変化はほとんど感じられません。
履き込み期間30日目の状態
こちらが購入から30日目のHender Schemeの状態。8月は雨がちな日が多く、あまり履いて出かけられなかったこともありほとんど変化は見られません。今の状態で雨に降られるとシミになりそうなので、しばらくは慎重に使いたいと思っています。
ヴァンプ(甲部分)にもまだ大きな履きジワは見られません。先月からの変化といえば、つま先のクレープソールの汚れがやや目立ってきたくらいでしょうか。
クレープソールは軽さと特有の抜け感が魅力ですが、劣化もしやすいので最初はソールから変化が目立ってきそうです。
いつ眺めて美しいウイング。まるっとしたトゥのシルエットも可愛らしい。つまりはこの靴が大好きなのです。
今回は軽く手入れを施してから撮影。入念にブラッシングをしたあと、微量のデリケートクリームを薄く塗りました。
つま先の牛革部分は問題なかったのですが、ヴァンプのピッグスキンの部分は色が変わるほど水分を吸収してしまいました。まだ今は丁寧にブラシをかけるだけでのケアでも十分そうです。
ウイングチップシューズのチャームポイントとも言える、サイドに伸びるブローギング。本来はどっしり重さのあるシューズですが、ヌメ革の淡い色味とクレープソールでこれから冬にかけて足元のポイントになってくれそうです。
味が出てくるのを待ちつつ、今しかない青さを楽しむ
まだ購入して1ヶ月なので当然ですが、まだほとんど変化はない状態。早くテカっとした飴色に変化してほしいなと思いつつ、今しかないこの青々しさをめいっぱい楽しみたいと思います。来月もお楽しみに。
8月のHender Schemeを使ったスタイル
8月のHender Schemeを使ったスタイルがこんな感じ。ナイロン素材の9分丈パンツを1回ロールアップし、くるぶしを見せて軽やかにコーディネート。
黒だと重くなりすぎて、白だとちょっと目立ちすぎる。その中間である淡いベージュは足元に軽さを出したい時にとても使いやすかったです。
撮影に使用した機材