このブログを開設して4年と少し。ありがたいことに日々たくさんの人に読んでいただいていますが、ちょうど2017年10月に月間40万PVになりました。
2017年最初に月間30万PVに達して以来、月間40万PVはブログを運営する上で目指していた指標のひとつ。DRESS CODE.では10万PV増えるごとに自分のブログ運営を振り返るようにしています。
今回はより多くの人にブログを届けるために、ぼくが考えていることを整理してみようと思います。普段から好きなことばかり書いている管理人がブログ運営についてどう考えているのか、編集後記的な立ち位置で読んで頂ければ。
同じくブログを運営されている方は、少しでも自身のブログ運営の参考になっていれば嬉しいです。
楽しみながらブログを書き続けたい
まずは大切な大前提としてぼくはブログを書くこと、ブログで情報を発信することを楽しみながら続けていきたいと考えています。
文章にするとどうしても戦略っぽさやアクセスを増やすのが目的のように聞こえてしまうのですが、最後は自分が楽しければそれが一番。
だからといってアクセス数など数字に無関心なわけではなく、数字も楽しさやモチベーションの一部。日々いろいろと考えながら時間をかけて運営しているので、やっぱり結果が見える形で現れてくると楽しいもの。
もっとブログを楽しむため、熱中するために、これからも沢山の人に読んでもらえるようになりたいなと考えています。
専門ブログは多くの人に届きにくい
長い前置きのような話から入ってしまいましたが、ここからが本題。
DRESS CODE.はファッションに特化したブログ。おそらく更新する記事の8割ほどはファッションに関する情報です。
自分で言うのもなんですがファッションに特化するほど、ブログが届く読者は限られていくもの。そもそもメンズファッションというジャンル自体がニッチなことに加え、個人のブログを熱心に読んでくれる人というのはそれほど多くありません。
ただこれは専門ブログの宿命ですし、むしろ興味のある人に深く届けるという意味ではあるべき姿とも言えます。
DRESS CODE.が目指すのは雑誌のようなブログ
そこでDRESS CODE.が目指しているのは雑誌のようなブログ。1つのテーマに主軸を置きながら、その周辺の領域にまでテーマを広げていくやり方です。ファッション誌がファッション情報以外に、グルメや旅行などの情報を取り扱うのと同じイメージですね。
DRESS CODE.の場合はファッション以外にFukulowが好きなものとして「カメラ」や「ガジェット」をテーマにしています。これによってファッション好きだけではなく、カメラ好きやガジェット好きな方にも読んでもらえる可能性が出てきます。
これはサイトデザインの作りにも反映されています。例えばPCとタブレットビューではヘッダー下に表示させるカテゴリを以下のようにしています。
- FASHION(メインテーマ)
- TODAY(FASHION内の注力カテゴリ)
- BUY(FASHION内の注力カテゴリ)
- CAMERA
- GADGET
実際それ以外にも細々としたカテゴリはたくさんあるのですが、トップに置くメインのカテゴリはこの3テーマ。
コロコロコミックのゲーム紹介コーナーが好きだった
これは余談ですが、幼少期はコロコロコミックが大好きで毎月楽しみにしていました。
もちろん個別のマンガも好きだったのですが、ぼくがとりわけ好きだったのが巻頭と中程に毎回少しだけ入るゲーム紹介のページ。新作ゲームの紹介やゲームの人気ランキングなどの情報が載っていて、毎号そのページが楽しみでした。
ファッションだけじゃなくもう少しテーマを広げても良いなという考えは、このコロコロコミックの原体験から来ています。
それぞれのテーマにエッジを持たせる
テーマを広くしたとはいえその中で漫然と記事を書いてしまうと、結局なんだか雑多な印象に。そうなると専門ブログの良さも薄まってしまい、雑記ブログやトレンドブログほどの幅もないので中途半端になってしまいがち。
そんな風に思い、ぼくはテーマにエッジを立てるのが大事だと考えています。広げた分だけ個別テーマをしっかり洗練させるという感じ。
具体的にはそれぞれのテーマにおいて「〇〇なブログ」と、人から覚えてもらいやすいイメージを作るようにしています。例えば今のDRESS CODE.の場合、主要な3テーマにおいて以下のようなイメージで覚えてもらえるように記事を書いています。
- FASHION:理論ではなく実践(自分のコーデや買ったもの)を見せるブログ
- CAMERA:FUJIFILMのカメラを愛用するブログ
- GADGET:iPadでブログを書いているブログ
カメラもガジェットもそれを専門にするブログがたくさんあります。そこにサブテーマとして片手間で太刀打ちするのは難しいですが、 エッジを立てればサブテーマでも差別化することはできます。
実際にぼくはファッションブログながら、iPadブロガーとしてiPad専門誌にインタビューをしていただきました。
さらにそれぞれのテーマにおいて、SNS等で具体的な読者を設定して「あの人なら気に入ってくれるかも」という記事を書くことも意識しています。
自分の言いたいことに加えて誰か1人に届けることを想定して記事を書く。それにより各テーマにエッジを立てつつブレない記事を書くことができるようになると思います。
デザインで全体の世界観を統一する
それぞれ個別のテーマごとに統一感を作れたら、最後はそれらのテーマをまとめあげてブログ全体としての世界観を出すことを考えます。ここでぼくが意識しているのがデザイン性。
ファッションやガジェットなど書いている記事内容は違いつつも、 DRESS CODE.感のあるデザインでテーマを横断して統一感を感じてもらえればと思っています。具体的にもっとも分かりやすい例がサムネイルの作り。
DRESS CODE.で使う記事のサムネイルは全て同じフォーマットで統一しています。
定型フォーマット以外で文字を入れる場合も、フォントは全て同じものを使用。
- できる限り自身で撮影した写真を使用
- 写真現像のテイストを揃える
- レビュー記事では顔を出して製品を紹介する
他にもこんな風に、小さいことですが少しでもブログ全体に統一感を出そうと色々と工夫しながら記事を書いています。
本当は文体や記事の切り口なんかでDRESS CODE.らしさを出せれば良いのですが、まだまだそのレベルには達せていないのが現状。
例えば『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』という本は、カップ焼きそばの作り方をPOPEYE風に書いたりLEON風に説明したりしています。
普通にネタ本としても面白いんですが、ちゃんと雑誌ごとに「らしさ」を感じられるのがすごい。
誰かを批判する情報は発信しない
ブログでは誰かや何かを批判したり、傷つけるような情報は発信しないように心がけています。ただ好きなものを好きと伝えることを大切にしています。
特に自分の意見を主張するため他を批判するような言い方も、その主張が正しいかどうかに関わらず極力避けます。例えば以下のような感じです。
- 古着なんて誰が着たのか分からないし汚いから、新品が良い。
- ぼくは新品の服が清潔感があって好き。
そもそも「古着が汚い」と思ってもわざわざ言う必要はないし、新品の服が好きと言いたいなら2つ目のような言い方をすれば十分伝わります。
ぼくの好きなMOROHA × LOST IN TIMEの「30/20」という曲の中にはこんな歌詞が出てきます。
『敵がいなければ戦えないのは
他ならぬ俺の弱さじゃねえか』
時間はかかるけど、好きをしっかりと伝える今のスタンスの方が、結果的にたくさんの人から愛されるブログになるとぼくは信じています。コツコツ続けていくことなら負けません。
批判をしたくないのは精神論ではなく、ぼくなりの運営方針なのです。
楽しみながら、一歩一歩
テーマは「ファッション」「カメラ」「ガジェット」の3つです!と言いながら、全く関連のないこの記事に6,000字も費やしてしまいました。。次に50万PVの報告をできるのは当分先のこと(一生こないかも)だと思うので許してください。
偉そうに色々と語ってしまいましたが、ぼくのブログは華々しい成果もなければすごくバズった記事も特になく、4年かけてゆっくりと伸びて今に至る地味なブログです。
そんな中で2つ自信を持って言えることがあります。1つ目が4年間ブログを続けてきた今でもブログにどっぷりハマっていること。今でも良い記事ネタを思い付いたらワクワクして、すぐにでも書き始めたくなります。
もう1つがとても良い読者の方に支えてもらっていること。特にLINE@を始めてからは、どんな内容のメッセージでもほとんど全員が「いつも楽しみに読んでいます。」という言葉から会話を始めてくれるんです。いつもありがとうございます。
これからも派手さはなくとも、楽しみながら一歩一歩ブログを大きくさせていきたいと思います。DRESS CODE.とFukulowをよろしくお願いします!