今月の巻頭記事で「ひとり旅に行きたい」と書いたのですが、その直後に週末の予定が無くなりぽっかりと時間ができてしまいました。
「これはチャンスだ」とほぼ勢いでひとりプチ旅行を敢行。どこに行こうかと考えた結果、近場なのにほとんど訪れたことのない千葉・房総半島に行ってみることにしました。
特にこれといった目的もなかったので、カメラを持ってのんびり写真旅をすることに。今回は土曜日の夕方に出発し、日曜日の夕方には自宅に帰るという丸24時間のサク旅。
せっかくなので旅の工程を簡単に記事でまとめてみます。記事を通してぼくが気ままに楽しんでいる様子が伝われば。
千葉の最東端、犬吠埼灯台を目指して
写真旅ということで今回は、千葉の最東端にある「犬吠埼灯台」に行くという目的だけを設定。
犬吠埼(いぬぼおさき)灯台はチーバくんの耳の先にあたる場所にあります。その立地から富士山ような高地や離島を除き、日本で元旦の初日の出を最も早く拝める場所としても有名だそう。
犬吠埼灯台近くのホテルに宿泊して日の出を見ようと思ったのですが、手頃なホテルがなく日の出は断念。今回は成田で一泊したのち始発で灯台に向かうプランを立てました。
旅の始まりは上野・アメ横のスナップから
旅行らしい旅行は2日目の始発からということで、1日目はほぼ無計画。ちょうど自宅から成田へと向かう電車が上野で乗り換えだったので、まだ行ったことのない上野のアメ横をぶらつくことに。
缶ビールを片手に賑わう夜のアメ横をフィルムカメラでスナップ。ブレた写真も多かったけど、フィルム写真は撮った結果はもちろん撮るという行為そのものも楽しいのでOK。
ここで撮影した写真は、こちらの記事で全てまとめて紹介しています。
お酒を飲みながらまったり夜を楽しむ
スナップに疲れたら上野駅ナカにあるWIRED CAFEに入って、ホテルのチェックイン時間までお酒を飲みながらブログを書くことに。
新しく買ったiPhone XS Maxと折りたたみ式のキーボードで、執筆途中の下書きをのんびり進めます。
ホテルへと向かう前に、上野駅近くの「チラナイサクラ」というラーメン屋でサクッと夜ご飯。ラーメンもさることながら餃子が絶品なお店でした。
成田空港内のカプセルホテル 9h(ナインアワーズ)で宿泊
ホテルは成田空港内にあるカプセルホテル9h(ナインアワーズ)に宿泊。カプセルホテルなのにおしゃれで快適と聞いて前から気になっていました。
実際に泊まってみて個人的にはかなり満足。今回みたいなひとり旅行ならこれからも積極的に使いたいホテルだと感じました。
気に入ったので別途こちらの記事でも紹介しています。
銚子電鉄に乗って犬吠埼灯台へ
犬吠埼灯台で日の出を見るのは諦めましたが、せめて早い時間に行こうとこの日は始発行動。朝5時に起きて身支度し、誰もいない電車に乗って房総半島の東端を目指します。
JR成田線の終点・銚子駅に着いたら、ここからは銚子電鉄というローカル線に乗り換え。ブルーの電車が爽やかでおしゃれ。
偶然遠足でやってきた小学生と同じ電車に乗ることに。朝から元気で見てるこっちも楽しくなってきます。
犬吠埼駅に到着!この日は雲ひとつない快晴〜。
目の前に広がる太平洋を眺めながら、灯台までの道を歩きます。
駅から10分ほど歩くと灯台が見えてきました!
高さ31.3mというレンガ製の建造物としては日本で2番目に高いという犬吠埼灯台。白い外観が爽やかで青空バックが映えます。
犬吠埼灯台へと登る
犬吠埼灯台は入場料を払えば上にも登れるので、早速登ってみることに。入場料は大人1人200円。
この螺旋階段を上っていくのですが、頂上までは99段あるとのこと。これがなかなか足腰にきます。
登り切った!と思ったところで、最後に待ち構える鉄ハシゴ。ここで嘆声を上げている人もいました。
犬吠埼灯台から見る絶景
99段の階段と鉄ハシゴを登り切り、息の上ったところで見える景色が最高でした。
どこまで見渡しても続く海、ゆるやかに丸いカーブを描く水平線。飛ばされそうなくらいの潮風を体全身で浴びながら、朝一の誰もいない灯台でしばしのんびりした時間を過ごしました。
君ヶ浜を歩く
ひとしきり灯台を満喫したら、犬吠埼灯台近くの君ケ浜という浜を散歩。初秋で朝も早かったこともあり、地元の人が何人かいるだけの静かな浜でした。海はやっぱりいいなぁ。
フィルムカメラで撮った写真を上の記事にまとめました。
ヤマサ醤油工場でしょうゆソフトクリームを食べる
犬吠埼をもう少し回ろうと思ったんですが、日光を浴びすぎて疲れちゃったので早めに退散。再び銚子電鉄に乗って銚子駅に帰ることに。
調べてみると銚子駅近くのヤマサ醤油工場で、しょうゆ味のソフトクリームが食べれるそうなので寄ってみることに。
これがヤマサ醤油工場。ちなみにうちの家も醤油はヤマサ。いつもお世話になっています。
敷地内には「しょうゆ味わい体験館」という展示施設があり、そこでしょうゆソフトクリームや、せんべい焼き体験ができます。
お目当てのしょうゆソフトをいただきます。ほんのりほろ苦さがあってコーヒークリームのような味で美味しかったです。
おしゃれな雑貨屋カフェ「喫茶グリ」でランチ
朝早くから活動していたのでまだお昼。ランチを食べようと銚子駅で良さげなカフェを探して、評判が良かった喫茶グリというお店に行くことに。
喫茶グリは雑貨屋と一緒になったカフェ。店内も素敵で、評判通り居心地の良いお店でした。
偶然お店で見つけたkodakのヴィンテージフィルムケース。ブリキの質感が可愛いくて自分用に2つ買っちゃいました。
ランチはウニとタラコのパスタを注文。濃厚でとってもおいしい。セットのサラダと冷製スープも優しいほっとする味です。
食後はコーヒーを飲みながら何をするでもなくダラダラ。お客さんもぼく以外は数人地元の方がいるだけだで、まったりした昼下がりを過ごしました。
とてもよいカフェだったので、こちらの記事で喫茶グリに関して詳しく紹介しています。
旅を振り返りながら、特急電車で東京へ
気軽に楽しむサク旅が今回のテーマなので、遅くならないうちに昼過ぎには帰路につきます。
帰りはJR特急しおさいに乗って。車窓からの景色を眺めたり、デジカメで撮影した写真を取り込んで現像しながら旅の思い出を振り返ります。
疲れていたけど東京に着いたらその足でいつも現像をお願いしているカメラのキタムラさんへ。
この2日で撮影したフィルム2本をスピード仕上げで現像してもらい、千葉・房総半島のんびり写真旅は終了。返ってきたインデックスを見てニヤニヤしながら帰宅しました。
ちょうど前日東京を出てから帰宅するまで、24時間とちょっと。丸一日のサク旅でしたが新鮮で濃密な楽しい時間でした。
たまには、気ままなひとり旅も良いね。
完全に勢いで決めた今回のひとり旅。ひとりで旅行するのは初めてだったので楽しめるか不安もありましたが、いざ行ってみるとめちゃめちゃ楽しかったです。
見知らぬ土地をカメラを持って写真を撮り歩くだけでも新鮮で、幼い頃に電車に乗って遠い街に出かけたあの時のようなワクワク感がありました。
そして1人なので無理に観光する必要もありません。飽きたり疲れたらカフェに入って、本を読んだりブログを書いたり旅先でもいつも通りの時間を過ごしてもいいんです。
やっていることはいつも通りのことでも、知らない街という新鮮さで読書が捗ったり、いつもより自由な気持ちで文章が書けた気がします。
しっかり予定を組んだ旅行はもちろん、これからは今回みたいな気ままなサク旅にもたくさん出かけたいと思います。楽しかったので、みなさんもぜひやってみてください。
千葉・房総半島のんびり写真旅の関連記事
→今回宿泊してすっかり気に入ったカプセルホテル「ナインアワーズ」の紹介記事。ひとり旅にはオススメのホテルです。
→ぼくが旅行で持っていったカバンの中身と当日の服装を紹介。今回の旅は持っていくものも色々と試行錯誤しました。
→旅行で撮影したフィルム写真を紹介。上野・アメ横編と千葉・銚子〜犬吠埼編の2つを更新。
→銚子のランチで利用した「喫茶グリ」。店内も素敵でご飯も美味しい良いカフェでした。