学生時代によくやった宅飲み。お店で飲むのも楽しいんですが、誰かの家でワイワイお酒を飲むのも良いですよね。社会人になってからは家で集まって飲む機会も減りましたが、それでも突発的に宅飲みで人が家に来ることがたまにあります。
お皿やグラスなど必要なものは安く買い揃えればいいんですが、そう簡単にいかないのが椅子。これまで人数分の椅子が用意できないときはベッドに座ってもらったり、デスクチェアを使ってもらったりしていました。そんなとっさの来客時にたった5秒で椅子になる「DuCote(デュコテ)」という不思議な製品をご提供いただきましたのでご紹介します。
紙でできた折りたたみ椅子「DuCote(デュコテ)」
こちらがDuCoteという椅子。側面に不思議なギザギザがあることを除けば、一見すると普通の丸いスツールです。ただこれはDuCoteの完成系の姿。
製品が運ばれてきた段階のDuCoteはこんな形をしています。これが椅子…?
側面から見てみるとまるで本のように、紙が何枚も重なったような作りをしています。
実はDuCoteはこの状態から本を開くように左右に開くと、先ほどの円形スツールに早変わりするという折り畳み式の椅子なのです。
実際に広げて椅子にしてみます。DuCoteを立てた状態から、、
ガバッ!と360°開くことができます。ちょっとアコーディオンみたい。
360°開ききったらリボンを結んで固定。あとは付属のクッションを乗せればもう椅子の完成!本当に5秒で椅子ができてしまいます。
天面と底面はこのように六角形を敷き詰めたハニカム構造になっています。この構造は強度を維持しつつ材料を減らすことができ、F1の外装などにも応用される構造だそうです。
全て紙でできているにも関わらず人が座ることができる強度を保てるのは、このハニカム構造のおかげだとか。
そうはいっても、本当に紙でできた椅子の上に座れるのか。構造としては頭で理解できますが座ってみるまではなかなか不安なもの。ということで早速DuCoteに座ってみました。
実際に座ってみた!紙とは思えない強度
恐る恐る座ってみると、、これがかなりの安定感。ぐらつきやたわみもなく、普通の椅子として使えます。長時間使っていると紙に座っていることを忘れるくらい。ハニカム構造すごい。
もちろんメーカー推奨ではないですが、どの程度の強度があるか試しにDuCoteの上に立ってみても全くビクともせず。成人男性が上に立っても問題ないことを考えると、普通の人が使うには十分すぎる強度です。
この日は1日DuCoteに座って作業をしてみましたが、紙がへたる様子もありませんでした。
来客時の強い味方
椅子は置いているだけで場所を取ることもあり、たいていは家に人数分しか置いていません。ぼくも2人がけのソファを置いているので2,3人までの来客は対応できますが、それ以上だとどうしてもお客さんに負担を強いてしまいます。
DuCoteは使わないときは小さく畳んでしまっておけて、必要なときは瞬時に椅子になってくれるので来客時に大活躍。紙素材ということもあり重さも1.2kgと軽量で、部屋中どこにでも持ち運ぶことができます。
そうした機能面の他にもうひとつ来客時に役立つのが話題作り。DuCoteは特徴的な見た目と構造をしているので、初めて見る人ならビックリしてくれること請け合い。インテリアとしてもユニークでお洒落ですよね。
スツールタイプの他にも、同シリーズで「TABLE」や「BENCH」「ZABUTON」などがあります。価格はスツールタイプが約1万円と、長く使うことを考えると高い値段ではありません。
来客が待ち遠しくなるDuCoteを、家にひとつ忍ばせておきませんか?
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