1月末に仲の良い友人4人で草津に行ってきました。旅の目的は特になし。
「あったかい温泉に入って、あわよくば雪の降る温泉街の写真を撮れれば良いな」くらいの気持ちで、宿以外なんの予約もせず、ふらりと行く冬の草津。
Leica M6だけを持って、早朝のバスに乗り込みます。1泊2日でフィルム2本分くらいの写真を撮ってきました。
Scene1 – 草津の街を歩く
東京からバスに揺られること4時間で草津に到着。今年初めて見る雪に心を躍らせながら、しばし温泉街を散策します。最初に使ったフィルムはFUJICOLOR 業務用 100。
ところが撮影し始めてすぐに、装填が甘かったのか気温のせいか、フィルムが上手く巻き上げられなくなる事態に。
まだ15枚ほどしか撮影していないフィルムを泣く泣く巻き取り、2ロール目に。Kodak Portra 160をいつもより丁寧に装填しました。
ときおり強く吹雪いたりしながらも、初日は比較的良い天気。雪の舞う温泉街に風情を感じながら、気ままにシャッターを切ります。今回は巻き上げも好調。
Scene2 – 西の河原露天風呂へ
ひとしきり温泉街の散策を堪能しお昼ご飯も軽く済ませたら、いよいよ温泉。草津の中心街から歩いて10分ほどの場所にある、西の河原露天風呂に行ってみることに。
荒涼な河原に流れるのは水ではなくお湯。湧き出した温泉がそのまま川のように流れています。川なのに触ると熱いという、ちょっと珍しい体験でした。
ゴロゴロと周囲に転がる溶岩石、流れる湯川、積もる雪。珍しい光景に沢山の人がシャッターを切ります。
Scene3 – 夜は旅館でひたすらスマブラ
温泉で体を温めたら早々と旅館にチェックイン。ここからはみんなでスマブラをしたり作業をしたり、喉が乾いたら散歩がてらコンビニに行ったり。それぞれ好きなことをしてのんびり過ごしました。
Scene4 – 大雪の温泉街
2日目。目が覚めると外は強い風と雪。震えるほどの寒さでしたが、雪に覆われる温泉街はまるで小説のワンシーンのよう。かじかむ手を擦りながらLeica M6にKodak Portra 400を詰めて、雪路を歩きます。
街の陽が落ちてきたところで帰りのバスの時間が。
寒い寒いと言いながら写真を撮りつつそぞろ歩き、温泉に浸かって温まる。夜は旅館でぐだぐだゲーム。
何をしたのかと言われたら何もしていない1泊2日の旅行でしたが、こういう贅沢な時間の使い方もたまにはいいですね。それが気の置けない友人となら、なおさら。
何もしていないと言いましたが、現像から返ってきた写真を見返すと自然とほっこりした気持ちになれるのはきっと、楽しかった証拠だね。
- Camera:Leica M6 TTL
- Lens:Elmar 50mm F2.8 2nd / Summicron 90mm F2 3rd
- Film:FUJICOLOR 業務用100 / Kodak Portra 160,400