この1年、思い返すと色々(な痛みが)ありました。
DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます! 当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
当ブログの管理人Fukulowが2016年1月に購入した、フランスの高級革靴ブランド『J.M.WESTON(ジェイエムウェストン)』のゴルフ。
ウェストンのゴルフといえば、「万力締め」と呼ばれるほど締め付けが強く、履き慣らすのにとても苦労するのが特徴。
ぼくも購入してからというもの、その締め付けに痛めつけられ続けてきました。過去の奮闘記は↓に残しています。
[2-3日目の記事]攻略の鍵は朝の履き慣らしにあり!J.M.WESTON #641 GOLF 履き慣らし記録【2-3日目】
[3ヶ月目の記事]見えた光明⁈J.M.WESTON #641 GOLF 履き慣らし記録【3ヶ月目】
[6ヶ月目の記事]次は踵の靴擦れか…!J.M.WESTON #641 GOLF 履き慣らし記録【6ヶ月目】
今回は前回の履き慣らし記録から約半年、そしてJ.M.WESTONゴルフを購入してから1年ということで、現在の状況を書いてみようと思います。
果たして1年で痛みは消えたのか…?!
夏場は月に1,2回の頻度
まずは普段のゴルフの登板状況を振り返り。
前回の履き慣らし記録記事をアップしたのが7月。
その後本格的な夏が到来したことで革靴を履く機会も少し減り、10月くらいまではだいたい月に1,2回程度と登板は控えめでした。
もちろん革靴なのでレジャーなどには不向きなこともあり、履いて出かける時もちょっと近所のカフェまでといった近場が中心。
6ヶ月目に発生したヒールカップのスレはまだ引きずりつつも、靴紐の結ぶ強さを調整したりしてなんとか上手く履いていました。
まぁ若干痛みはあるものの、月に数回なのでそこまで苦はありませんでした。というより足が痛みに慣れてしまったというのが正解かも?
秋到来。今年こそはゴルフを履きまくりたい!
そんな状態でやってきた秋、革靴を本格的に履き始めるシーズンの到来です。
去年の秋冬は買ってすぐであまりに締め付けが強く、とてもファッションとして楽しめる状態ではなかったので、今年こそはゴルフをたくさん履きたい!という気持ちが強くなっていました。
そんな気持ちと呼応するように、ちょうど10月から会社の部署移動があり、それまでのスーツ勤務からカジュアル着で通勤できるようになりました。
これは好機!とばかり、平日もゴルフを積極的に登板させるように。
やはり休日と違って平日は外にいる時間も長く、夕方以降のむくみによる締め付けは辛いですが、履き慣らしという意味では効果抜群。
久しぶりに丸一日履いてみる
そんなこんなでゴルフの痛みにも随分と慣れてきて、靴自体も足に馴染んできた2017年1月。
ちょうどゴルフを購入してから1年というタイミングでぼくは自分に試練を課すことに。
その日は渋谷でトークイベントがあったのですが、あえて朝からゴルフを履いて外出。
さらにイベント終了後に渋谷から自宅がある中目黒まで歩いて帰ろうという計画です。
数時間履くだけでも痛みを伴っていたゴルフを丸一日履き続け、さらに1日の終わりに長距離を歩くという、これまでだったら怖くておよそできなかった挑戦です。
迎えた試練当日
そして迎えた試練のロングウォークの日。
計画通り朝からゴルフを履いて出かけ、午後まではカフェで作業。
夕方からは渋谷のイベント会場へ向かいます。
ちなみに当日の格好はこんな感じ。
この日のコーディネートはTodayの方でも記事にしています。
やはり夕方以降は足が浮腫んでくるのでゴルフの履き心地もキツくなりがち。
この日も渋谷駅から会場へ向かう道中で、すでにやや締め付けが強くなってきているのを感じ不安が頭をよぎります。
果たしてこんな感じでイベント後に30分の道のりを歩いて自宅まで帰れるのか。。
そして到着したイベント会場。
このイベントでは前半がトークセッション、後半はフリー交流会という流れになっていて、後半の交流会はスタンディング形式です。
これはかなり足にくるなーと思っていましたが、思いのほか足への痛みが増すことはなく、やや締め付けを感じる程度の状態でイベントを終えることができました。
最後にゴルフを丸一日履いたのがおそらく半年前くらいですが、その時とは明らかに時間経過による痛みの増し方が違います。
足と靴が一体になる感覚
ここからはいよいよイベント会場からの帰路。
参考までにこの日歩く予定の距離は地図にすると下記の通り。
イベント会場→中目黒まではざっと2km弱、2,30分くらいの道のりです。
夜も遅く足もかなり浮腫んでいるはずなので、多少の痛みは覚悟して歩き出しました。
しかし5分歩いても10分歩いても、あの甲の部分が万力でギチギチに締められるような痛みも、かかとが浮いて擦れるような痛みも感じません。
もちろんフィッティングはかなりタイトで足に圧力を感じはするものの、その強さが絶妙なので甲も痛くならず、かかと部分も足の動きと同時に吸い付いてくる感覚です。
最初は「痛くないぞ!」と痛みのことばかり考えていたんですが、徐々に慣れてくると「実はこれかなりジャストフィットしてるんじゃ?」と思い始めてきました。
ある瞬間から急に足に馴染んだというより、痛みが無くなったことでこれまで気づかなかったフィット感に意識が向くようになったという表現が正しいです。
というわけで結果的にこの日は特に強い痛みも感じず、かなり快適に家に帰り着くことができました。
履き込むことでアップデートしていく革靴
ゴルフはその独特のフォルムで、つま先部分に「捨て寸」と呼ばれる隙間がほとんどないつくりをしています。
それに加えフィッティングでは、足に対してピッタピタのサイズで購入するのを提案されます。
実際にゴルフの後に別のブランドの革靴を履くと、フィッティングが緩いと感じるほど。
そうしたこともありこれまでは
- ゴルフ=ぴったりサイズだけで激痛
- 他の革靴=緩いけど痛くない
という認識だったのが、ゴルフの痛みが感じなくなったことにより、
- ゴルフ=ジャストフィットで最高
- 他の革靴=緩い
という感じ方に変わりました。
例えるなら「このアプリすごく使いやすいんだけどUIがダサいんだよな」と思っていたアプリが、アップデートにより洗練されたUIになって神アプリになった感じ。
ゴルフにおいては履き込みというアップデートを行うことで、足に馴染んで神フィッティングになったと置き換えられます。
この「履き込みアップデート」を経て本当に自分の足にぴったりな、まさにJ.M.WESTON Golf 2.0にバージョンアップするのです。
もちろんわざわざ1年もかけて履き込むのではなく、購入時からぴったりサイズであるのが理想ですが、ビスポーク(オーダーメイド)でもない限り、それはなかなか難しいでしょう。
さらにこの1年のアップデート期間というのは単に苦痛なだけでなく、ゴルフという靴に愛着を抱くようになった期間だったとも感じます。
このようにかなり履く人を選ぶ靴ですが、最初から完璧でなくてもじっくり自分仕様に育てていくことに喜びを感じる人であれば、きっとゴルフに魅力を感じられると思います。
J.M.WESTON Golf 2.0始動!
ロングウォークをしたイベントの日は1月上旬ですが、痛みがなかったのは偶然の可能性もあったためすぐには記事にせずもう1ヶ月ほど様子をみていました。
ただやはりそれ以降は痛みもほぼ感じなくなり、かなり快適に履くことができるようになりました。
当初1時間履いただけで靴紐を解いて休憩しないといけなかった頃から比べると大きな変化です。
というわけで改めてGolf 2.0は完全始動!
これからは気兼ねなくどんどん履きまくっていこうと思います。
いったん履き慣らし記録は今回にて終了予定ですが、また履き心地に変化があれば随時記事にして報告しますし、ゴルフの魅力はこれからもブログにて発信していきたいと思います。
この記事がゴルフを買おうか迷っている、または買ったけど痛くて挫折しそうという方の少しでも参考になれば幸いです。