ぼくは特定のブランドへのこだわりは少なく、その時の気分でいろんなブランドの服を着るタイプ。学生時代は古着にハマっていたこともあって、ブランドの世界観というよりも服そのものの作りやディテールに心惹かれることが多いです。
そんなぼくが「好きなブランドは?」と聞かれて答える数少ないブランドのひとつが「MAISON KITSUNÉ(メゾンキツネ)」
元はオックスフォードシャツからハマったMAISON KITSUNÉですが、そこから徐々に他のウェアや小物にも惹かれるようになりました。奇を衒わないシンプルな作りの中にどこか上品さを感じられるアイテムで、日常使いしやすいのがお気に入りの理由。
今年の秋はそんな大好きなMAISON KITSUNÉのとびきり可愛いジャケットを買っちゃいました!着るだけでスタイルに華を添えてくれる一着です。
MAISON KITSUNÉのマルチカラージャケット
購入したのは見頃から袖まで派手に切り替えが入ったマルチカラージャケット。「Love Rises」をテーマに、日本の伝統に焦点を当てた2016年秋冬コレクションのアイテムです。
切り替えされた生地は色だけでなく素材から1つ1つ異なります。ブラウンとダークネイビーは畝のあるコーデュロイ素材。
襟元やポケットなど細かい部分も生地がパッチワークされていて凝った作り。
一見すると派手に見えるデザインですが、緻密に計算された切り替えと配色バランスで全体がまとまっているのはさすが。
前面は派手なデザインなのに対して、後ろ見頃は最低限の切り替えでシンプルな作り。単に奇抜さを狙うのではなく、高いデザイン性を日常着として使えるレベルに落とし込む点がMAISON KITSUNÉらしいセンスです。
赤・青・白の爽やかなトリコロールカラーにくすんだブラウンや落ち着いたダークネイビーを取り入れた、ポップだけど子供っぽくなりすぎない色使いが可愛いです。
カラフルな色味でコーディネートがパッと華やぐ
- Jacket:MAISON KITSUNÉ
- T-shirt:Maison Margiela
- Pants:UNIQLO and JW Anderson
- Shoes:NewBalance
- Glasses:MYKITA
早速このジャケットを着てコーディネートしてみました。ジャケットがカラフルかつポップなので、他のアイテムは土臭さのあるカジュアルアイテムを中心にスタイリング。
チノパン+スニーカーというアメカジ色の強いボトムスコーデが、色鮮やかなMAISON KITSUNÉのジャケット持ってくることで全体に上品な印象に。
個人的にこれまでネイビーが好きで赤などの暖色系は避けてきましたが、赤の持つ色の力はやっぱり強い。右襟元、身頃、左袖に配された赤色が全体をピリッと引き締めています。
今回はよく行く渋谷のブランド古着屋「RAGTAG」にて新品で売られていた物を購入。
本来MAISON KITSUNÉだとMがマイサイズなのですが、このジャケットはLサイズとちょっぴりゆとりのあるサイズ感で、袖を折り返して着用しています。
ただデザイン性の高いジャケットなのであまりタイトに着ると奇抜さが強調されるので、このくらいゆったり可愛く着るのがぼくらしいかなと思います。
バックスタイルはこの通りシンプル。このデザイン性と着やすさのバランス感覚が、ぼくの感性にドンピシャでハマるんです。
結構似合ってると思ってます、正直
最初見つけた時は可愛いなと思いながらも「派手かな?」と思ったこのジャケット。ただ実際に着てみると、自分で言うのもなんですがこの服ぼくに結構似合っていると思いました。
面白いもので同じ服でも着る人によって似合う/似合わないははっきり別れるもの。その人の身長や体型、ヘアスタイルなどはもちろん、着る人の性格やパーソナリティまで似合う/似合わないに影響を及ぼすことがあるのが興味深いです。
人は案外他人のことを内面/外見と切り分けて見ているのではなく、両者をごちゃまぜにした1つのイメージとして他人を認識しているのかも…なんてことを考えたりしました。
このMAISON KITSUNÉのジャケットがぼくに似合った要因はなんなのか。はっきりした答えはまだ分かりませんが、今回のような小さな成功体験を積み上げてもっと自分に似合う服を自分で理解できるようになれればいいな。
- Item:Multi-Color Jacket / MAISON KITSUNÉ
- Shop:RAGTAG Shibuya
- Price:¥56,500 w/o Tax