DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます!
当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
当ブログを運営する上で大切にしているのが「こだわり」
一口にこだわりと言っても、それぞれの人がいろんな背景を持っているので、中身は千差万別。
『It’s My Sunday Best』は、そんなファッションにこだわりを持つ人の「とっておきの一品」を教えてもらう企画です。
“Sunday Best”とは[晴れ着、よそゆき]の意。なにげないように見えるアイテムに込められた、その人ならではの思い入れを聞かせてもらいましょう。
今回お話を伺った人
SORINさん
兵庫県出身の25歳。現在は繊維系専門商社にて、販売店に向けた提案営業に従事。
本業の傍らメンズファッションブログ『DECO』を運営。着こなしテクニックなどを分かりやすく解説する記事は、ファッション初心者から上級者まで多くの男性から評価を得ている。
SundayBestも気づけば今回で10回目!
そんな記念すべき第10弾はぼくと同じくファッションブログを運営するSORINさんにお話を伺ってきました。
SORINさんが運営するファッションブログ『DECO』は、メンズファッションに特化したブログ。
ファッションの着こなしテクニックなどを、文章と写真・図を使って丁寧に解説した記事が特に人気。
まだブログを初めて1年ほどですが、初心者とは思えない明晰な文章で読者を増やしている注目のファッションブログです。
今回はちょうどタイミングが重り、SundayBestにご協力いただけることになりました!
「あえてファッションとは少しだけ距離を置いて接している」と語るSORINさん。
そんな彼のファッションに対する姿勢は、これからオシャレになりたいと思う人にとって多くのヒントが詰まっていました。
master-piece × VICTIMのクラッチバッグ
ーーいつ、どこで手に入れた物ですか?
2年前の5月に新宿のルミネで購入しました。
ちょうど就職を機に上京してすぐの頃です。
ーーこのバッグをSunday Bestに選んだ理由は?
昔からファッション自体は好きだったのですが、東京はやはりおしゃれな人が多くこっちに来た当初はとても刺激を受けました。
そんな東京の熱に浮かされて購入したのがこのクラッチバッグで、思い入れ深いアイテムです。
全体としてかっちりした印象のクラッチバッグですが、そんな中にダークトーンの迷彩で遊び心を取り入れているバランス感覚も好きです。
東京に来てからは服の系統も変わってそれまで以上にファッションに没頭するようになったのですが、このクラッチはまさにそのきっかけになったクラッチバッグです。
ーーあなたのDRESS CODEは?
※DRESS CODE=ファッションにおいて意識していること
「自分の目」と「他人の目」のバランスです。
ぼくはファッションが好きですが、服はあくまで自分がなりたい姿を実現する手段の一つだと考えています。
なので自分が好きな服を着ることと同じくらい、その服を着ることで人にどのような印象を与えるかという点を意識しています。
ーー「好きな服を着ながら、人からどう見られるかも意識する」というのは、両立するのが難しいことではないでしょうか。
確かにその通りだと思います。現に昔は好きな服を着るという側面ばかり考えていました。
当時の自分はとにかく人より目立ちたくて、ピンクのパーカーなんかを着ていましたね。笑
でもファッションを自分がなりたい姿を実現するツールと捉えた時、自分本位な服の選び方だけではいけないと気付いたんです。
自分が着たい服と人からの印象。
その微妙に異なる2つのバランスをとりながらファッションを楽しむ方法を考えた結果、着こなしのテクニックに行き着きました。
例えばカジュアルなアイテムだとしても着こなし方次第では大人っぽく見せられたりと、着こなしはファッションにおいて大きな可能性を持っています。
着こなしによって、人に与える印象をある程度コントロールできるようになってからは、これまで以上にファッションを楽しめるようになりました。
『DECO』ではそんな自分の経験をもとに、着こなしテクニックなどの記事を多く書いています。
世の中のファッションについて書かれた文章はあまりにも専門用語が多く、初心者には難しいものがほとんど。
ぼくが書く文章では極力そういった用語を廃して、誰にでも分かりやすいファッション記事を目指しています。
ーー好きなブランドやショップはありますか?
特定のブランドやショップの服を好んで買うということはほとんどありません。
意識しているのはあまり視野を狭めずに、できるだけ選択肢を広げた上で判断したいということ。
そういう意味では、色んな系統・ブランドを取り扱うお店に行くことが多いですね。
最近だと国内ブランドを幅広く扱うSTUDIOUSやBEAUTY&YOUTH、あとはUNIQLOも定期的にチェックしています。
Sunday Bestを取り入れたコーディネート
シルエットがきれいなVALLIS by FACTOTUMのコートと迷彩のクラッチバッグで大人っぽい雰囲気に。
そこにストリート感強めのORPHICのスニーカーを合わせることで、アーバンなスポーツMIXに仕上げています。
「コーデの脇を固めるベーシックアイテムは、プチプラブランドでも十分使えます。」というSORINさん。
インに着たモックネックニットとスラックスはUNIQLOのものだそう。
ORPHICのスニーカーに合わせるのはNIKEのロゴ入りスポーツソックス。
フォーマル感が強いウェアと対照的に、足元はとことんスポーティさを出してメリハリをつけています。
これが例えばローファーだったら定番のきれい目コーデですが、あえて異なるテイストをミックスしていくバランス感覚はさすがです。
「好きな服を着ること。高い服は別に必要ないです。」
ーー最後にこれからファッションに興味を持つ人へ向けてアドバイスがあれば教えて下さい。
ファッションはどうしても一部の愛好家の難しい趣味と捉えられがちですが、ぼくは臆せずにもっと多くの人がファッションを楽しめれば良いなと思います。
ぼくもファッションマニアということは全くなく、むしろファッションをなりたい自分になるためのツールの1つと捉えています。
端的に言えば「衣・食・住」と人の生活を取り巻く構成要素の中の1つにすぎない。
だから肩肘張らずにまずは自分が好きな服を着ることをオススメします。お金がなくたってUNIQLOの服で十分なんです。
余裕のある範囲で、自分が好きだと思う服を自由に着て欲しい。
そうすればファッションの楽しさや、その人なりの楽しみ方がきっと分かると思います。
「好きな服を買ったはいいけど、着こなし方が分からない」という方は、一度『DECO』に来てみてください。
たくさんの着こなしのヒントをご用意してお待ちしています。
「SORINさんの文章はいつも読みやすくて、スッと頭に入ってくるな」
これまで『DECO』を読むたびにそう思っていたのですが、じっくりお話を聞いて少しその理由が分かった気がします。
SORINさんはファッションがものすごく好きというよりも、日々の生活を彩る要素のひとつとして考えているそう。
当日は「自分なんかがファッションのことを語っていいんですか…?」と謙遜されていましたが、ファッションと程よく距離を置いているからこそ書ける文章、伝えられることがあるのだと感じました。
好きだけどのめり込みすぎない、好きなものを着るけど人目も意識するのがSORINさんのスタンス。
大人っぽいフォルムだけど迷彩の遊び心があるクラッチバッグは、そんな絶妙なバランス感覚の中でファッションを楽しむ彼を象徴するかのようなアイテムでした。
SORINさんのSundayBestは『master-piece × VICTIMのクラッチバッグ』
取材のご協力ありがとうございました。
あなたのSunday Best教えてください!
当ブログDRESS CODE.では今後もファッションにこだわりを持つ人のSunday Best(=とっておきの晴れ着)をご紹介していきます!
もしよければ、いま記事を読んでいただいているあなたのとっておきのファッションアイテムを取材させていただけませんか?
取材は都内限定ですが性別・年齢は問いません。
TwitterやInstagramアカウントはもちろん、人に伝えたいご自身の活動などがあれば合わせてご紹介させていただきます。
詳細は各種SNSメッセで相談できればと思います。気軽に連絡してください!!