その日ぼくが着ているコーディネートを紹介する「Today」という記事カテゴリ。実はちょうど先日の記事で累計記事数が100本になっていました。
記念すべき100本目はもうちょっと趣向を凝らしたものにしたかったのですが、それに気づいたのがちょうど投稿ボタンを押したすぐあと。ただせっかくの節目なので思うことを簡単にまとめておきたいと思います。
2015年の12月末に企画スタート
「Today」という企画を最初に始めたのは2015年の12月末。当時からファッションブログとして日々記事を書いていたんですが、それまではどちらかというとノウハウ記事やファッションニュースが中心でした。
ただ今後ブログの方向性を考えた時に、もっとブログに個性を出していきたいと思いました。そこでDRESS CODE.でしか読めないオリジナルな記事を増やそうと思い、始めたのが自分のコーディネートを記事で紹介すること。
始めて投稿したのが「[2015.12.20]BrooksBrothersのスカーフを巻いて。」という記事で、beautiful peopleのトレンチコートにrag & boneのボーダーニット、Brooks Brothersのスカーフを巻いたスタイル。自惚れながら、見返すと普通に格好良いな、、。笑
当時は部屋の中に三脚を立てて、スマホで写りを確認しながら遠隔でシャッターを切ったりしていました。
Todayを書く上でのこだわり
いつもその日のコーディネート写真とちょっとした文章を載せているTodayですが、実はぼくなりのこだわりがあります。それはその服装をしている日がどんな日なのかを書くこと。
例えばとても暑い日だったり、旅行先で撮ったものだったり、打ち合わせが多い日の服装だったり。どういう理由・文脈でその服を選んだのかが読者に分かるように心がけています。
コレクションやファッション誌は基本的には作られた非現実の世界。その世界観を味わうのが醍醐味でもあるんですが、ぼくはどちらかというとより現実に即したリアルクローズが好きなタイプ。
毎日とびきりのお洒落ができれば良いですが、そうは言っても実際はお洒落する気が滅入るほどの暑い日や、雨の日、TPOを考慮して服装を選ばないといけない時があるのも事実。日々の生活を大切にしつつ、その中でちょっとだけお洒落を楽しむというのがぼくのファッションの信条です。
カテゴリー名も格好良い名前ではなく、あえて「Today(今日の日)」というより生活に近いイメージの単語を選んだのも小さなこだわり。
思い入れのあるスタイル
100本も書いていると中には特に思い入れのある記事も。ここではぼくが気に入っているスタイルを3つ紹介します。
まず一番記憶に残っているのが渋谷のスクランブル交差点で撮影したこの一枚。映画やMVの撮影でよく使われるスポットでもあり、ぼくも挑戦してみました。
撮影方法は信号が青に変わった瞬間にダッシュで真ん中まで走り、なに食わぬ顔で撮影するというもの。おかげで髪の毛がボサボサで、息が上がっているのを抑えながら撮影しました。笑
次はこの無印良品のタートルネックニットの紹介と共にアップしたコーディネート。「チクチクを抑えたニット」という名前通りニットなのに肌触りが非常にソフトで、チクチク苦手派の方にシェアしてもらいたくさんの人に読んでもらえた記事です。
最後はこれ。何気なくクローゼットから服を選んだら靴とバッグ以外ぜんぶユニクロだった時のコーディネートです。
雑誌では掲載されないようないわゆる「手抜きコーデ」の日、お洒落が好きな人だってきっとたまにはあるはず。そんなリアルな服装もTodayではもっと紹介していきたいです。
100記事続けて良かったこと
1年半に渡り同じことをずっと続けていると、自分で体感できるくらいの良い変化もあります。ここからは続けることで変わったこと、良かったことを少し書いてみます。
更新を楽しみにしてもらえるコンテンツになった
TodayはDRESS CODE.を日頃から読んでくれている人に向けて書いていました。タイトルも「[2017.9.23]軽さと重さの話」のように、その時考えていることをとりとめもなくタイトルに付けています。
検索から読まれることがほぼない記事なので始めた頃は読んでくれる人も限られていましたが、続けることで更新を楽しみにしてくれる人が増えてきました。
更新しても30人くらいにしか読まれない状態から始まり、今では書くとすぐに1,000人くらいの人に読まれるように。楽しみにしてくれている方が多いのでこれからもコーディネート記事は更新し続けたいと思っています。
自分らしさを伝えることができた
もう一つ嬉しかったのが読者の方に「ぼくらしさ」というのを伝えることができたということ。日々自分のスタイリングを紹介することで、読んでいる人にFukulowという人間を深く知ってもらえるようになりました。
特にLINE@の方では「Fukulowさんぽいですね」「Fukulowさんならこっちじゃないですか」というように、ぼくのことを知った上でコメントを頂くことがとても多いです。そしてその指摘がどれも的確。笑
「スポーティとラグジュアリーの最適解。MARNIのネオプレンスニーカーを購入しました」という記事では、読者の方の意見を取り入れて購入するアイテムを決めるという取り組みもしてみました。
普通なお洒落をもっと楽しもう
集計してみるとTodayを始めてからこれまでで、約12万人の方にコーディネートを見てもらっていました。多くの人の目に触れるので中には「ダサくない?」「お洒落というか普通…」という意見をもらうこともあります。
もちろんぼくは人より飛び抜けてセンスが良いとか、スタイルが良いわけではありません。突飛な服も苦手でどちらかというとシンプルな服装がタイプですし、合わせたいシャツが洗濯中で仕方がなく別のものを着るときもしばしば。
それでもぼくはファッションが好きです。そして多くの人のファッションとの関わり方はそんな感じではないでしょうか。
人によっては特別な趣味だったり、自分の個性を表現する手段でもあるファッション。でもそうである以前に、ファッションは人の暮らしを豊かにする一部分なはず。誰もが毎日服を着て生活しているのだから。
DRESS CODE.ではこれからもぼくみたいな普通の人が読んで「自分もお洒落を楽しみたいな」と思ってもらえるような、リアルクローズを発信するメディアになれればと思います。これからも応援よろしくお願いいたします!