べつにそんな決まりはないんですが、ぼくの中で春はスニーカーの季節、冬は革靴の季節というイメージがあります。
着る服の素材もだんだんと軽くなるにつれ、重たい革靴を脱ぎ捨ててスニーカーで思いっきり外を駆け抜けたくなる。ぼくにとって春はそんな季節です。
そんな調子で今年の春もスニーカーが欲しいなと物色していたところ、仕事で訪れた福岡で今の気分にハマる1足を見つけました。
今回は新たにぼくのシューラックに仲間入りしたスニーカーをご紹介します。
Tomo&Coのフレンチトレーナー
購入したのは「Tomo&Co(トモアンドシーオー)」という日本人デザイナーの小野崎 朋孝氏が手がけるブランドのシューズ。
Tomo&Coはシューズを中心にハットやキャスケット、シャツなどに特化したアイテムを展開するブランドです。
もとはARTYZというブランド名でしたが、設立11年目を迎えるにあたり今のTomo&Coという名前に変更。
とりわけぼくが今回購入したようなクリアソールのスニーカーは同ブランドのアイコン的な存在。セレクトショップでも取り扱いが少しずつ増えてきている実感があります。
フランス軍のトレーニングシューズがモチーフ
古着が好きという方はもしかしたら、このスニーカーになんとなく見覚えがある人がいるかもしれません。
いわゆるフレンチトレーナーと呼ばれる、かつてフランス軍でトレーニングシューズとして使われていた靴をモチーフにしたスニーカーなのです。
もちろん実際に使われていた靴とは色や形が若干異なりますが、軍用のトレーニングシューズとは思えないくらいお洒落ですよね。
本来ミリタリーウェアは機能性を追求したものですが、ヨーロッパ諸国のミリタリーはファッションの観点から見ても可愛いものがとても多い。
スウェーデンやノルウェー軍で使われていたミリタリーウェアとかも個人的にはかなり好きです。
少し話が逸れてしまいましたが、ミリタリー系のスニーカーというとドイツ軍のジャーマントレーナーが多い中、今っぽい爽やかな配色のフレンチトレーナーは割と数が少ないアイテムだと思います。
インパクトあるクリアソール
Tomo&Coのスニーカーの特徴といえば、この透明なエアソール。伝統的なアッパーのデザインに、ハイテク感あるクリアソールを合わせることで独特な存在感を放ちます。
エアークッション仕様なのでデザイン的な点はもちろん、履き心地も良好。軽快に地面を蹴り上げたくなる一足です。
合わせるパンツを選ばないオールラウンダー
Tomo&CoのフレンチトレーナーはNew Balance 574などに近いぼってり系のフォルム。合わせるパンツを選ばない優秀なスニーカーです。
例えば細めのウォッシュデニムに合わせて、品のあるフレンチカジュアルなスタイルにするも良し。
カーキのワイドパンツと合わせて、カジュアルなミリタリーテイストにするも良し。
忙しい朝に玄関で履く靴に迷ってしまった時などは、スタイリングを選ばずどんなコーディネートにも合う靴が重宝します。
実際に履いてコーディネート
- Knit:SIBLING
- Pants:Licht Bestreben
- Shoes:Tomo&Co
- Bag:Samuel Ashley
- Glasses:Thom Browne
実際にTomo&Coを履いてコーディネート。この日はスパンコールの付いた印象的なニットを使って、フランスの学生っぽいイメージを意識してみました。(できてますか?)
今回は上で挙げた2種類のパンツとは全然雰囲気の違う、テーパードシルエットが聞いたナイロンパンツと合わせました。
ソックスは白でややスポーティさを意識。デザイン性が高いので、AdidasやNIKEなどスポーツスニーカーよりも普段のファッションに合わせやすそう。
トリコロールのはっきりした配色が、絶妙なレトロフューチャー感があって可愛いです。
軽快なスニーカーで、足取りも軽く
ボリュームのあるスニーカーはクロップド丈やショートパンツなど、春夏のボトムスとも相性良し。
今シーズンはこのTomo&Coのスニーカーで、足取り軽く色んなところに出かけたいなと思います。良い靴を買いました。
- Item:French Trainer / Tomo&Co
- Shop:Dice&Dice Fukuoka
- Price:¥30,000 w/o Tax
MARNIのスニーカーもお気に入りです
同じブルー系のスニーカーでも、去年の夏に買ったMARNIのネオプレンスニーカーはまた少しテイストの違ったアイテム。
・スポーティとラグジュアリーの最適解。MARNIのネオプレンスニーカーを購入しました
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