先日記事でも紹介した通り、ぼくのカメラ機材にフィルムライカが加わりました。
カメラを買ったら合わせて必要になるのが周辺の小物類。中でもカメラストラップは絶対に必要になるアクセサリです。
多様なカメラストラップがある中でぼくが選んだのはULYSSES(ユリシーズ)のレザーストラップ「クラシコ・ドリット」という製品。
実はクラシコ・ドリット自体は、昨年FUJIFILMのX100Fというコンデジを買った時にも合わせて購入したもの。個人的にとてもお気に入りのカメラストラップなので今回で2本目、リピート購入しちゃいました。
コンパクトなカメラを持っていて、シンプルだけどこだわりのあるストラップを探している人にはぜひオススメしたいです。
ULYSSESのカメラストラップ「クラシコ・ドリット」
ULYSSESは「あたらしい、なつかしい、ここちよい。」をコンセプトにカメラの周辺アクセサリを展開するブランド。
革素材を使ったストラップやボディーケースなど、おしゃれな商品をたくさんラインナップする人気ブランドです。
ご紹介するクラシコ・ドリットは小型ミラーレスやコンデジなどに最適な、細めのレザーストラップ。
箱を開けると無垢な革の香りが。「革製品を買ったんだな」という喜びと、「大切に使いたいな」という心意気を新たにします。
シンプルなストラップに見えますが、実は細かなこだわりや魅力がギュッと詰まっています。そんなクラシコ・ドリットの魅力をご紹介します。
継ぎ目のない一枚革を使用
クラシコ・ドリットでぼくが最も気に入っているのが、継ぎ目のない一枚革でできている点。
他の多くのレザーストラップは革を縫い合わせて作られているものがほとんど。でもクラシコ・ドリットは一枚の革からカッティングされ成型されています。
これによって余計な縫い合わせのステッチがいらず、全体がシンプルでミニマルな印象になります。
Mサイズ(長さ105cm)/ Lサイズ(長さ120cm)という長さを継ぎ目なく切り出すには、それだけの大きな革が必要なぶん製造コストが高くなります。それでも妥協せず一枚革を採用するその姿勢がとても好きです。
同色ステッチでカジュアルすぎない
ぼくはカメラストラップは極力主張が控えめなものを選びたいタイプ。
クラシコ・ドリットは裏地との縫い合わせのためのステッチが、表革と同色なので見た目がカジュアルになりすぎないのも気に入っています。
ぼくみたいに趣味でカメラを楽しむ人にとっては、利便性はもちろん格好良さやスタイルも譲れない点の1つ。クラシコ・ドリットならガチっぽくならずに、ファッションとも喧嘩しないデザインです。
上質な革を使った両表(りょうおもて)仕様
レザーストラップの中には裏地にナイロン素材などを使っているものもありますが、クラシコ・ドリットは裏地にも革素材を使った両表(りょうおもて)という仕様。
革自体もイタリアの有名なタンナーであるバダラッシ・カルロ社のものを使用。表側はベジタブルタンニンなめしレザー、裏革はシボ感のあるミネルバ・ボックスを使った贅沢なストラップです。
エイジングも楽しめる本格的な革
革素材の楽しみの1つであるエイジング。もちろん本革仕様のクラシコ・ドリットでも革の経年変化が楽しめます。購入して約1年ほどの1本目と新品状態を見比べてみました。
まずはベジタブルタンニンなめしの表革から。黒なので変化が分かりづらいですが、新品と見比べると革のクタリがでて色にもムラが出てきています。
経年変化が顕著なのは裏革。もともと経年変化しやすいミネルバ・ボックスという革素材を使い、首に直接触れる部分ということもあり飴色に変化しています。
カメラストラップでもしっかりとしたエイジングを楽しめるのは嬉しいですね。
カメラを傷つけない配慮も
使う際は金属製のリングをカメラの丸型アイレットに取り付けるようにして使います。
取り付け部にはカメラと金属製リングの間にリングガードがあるので、金属製リングがカメラ本体を傷つける心配はなし。大切なカメラにも配慮した作りです。
使うほどに馴染んでいくストラップ
カメラというのは使い込むことによって手に馴染み、どんどん愛着と自分にとっての価値が増していくものだと思います。
ULYSSESのレザーストラップ「クラシコ・ドリット」もそんなカメラと同じように、使うほどに馴染んでいくストラップ。
見た目にも使い心地にもこだわって作られているストラップなので、ぜひカメラとともに長く愛用し自分色に染め上げてください。
フィルムライカ「Leica M6」を購入した理由
購入したクラシコ・ドリットはLeica M6というフィルムカメラに付けて使う予定。
デジタル全盛の時代にフィルムカメラを使う理由やLeica M6を選んだ理由については、以前書いた記事を読んでみてください。