先日、週末を利用して千葉県の金谷に行ってきました。主な目的は運営するコミュニティBLOGGERS TEA PARTYのメンバーとともに、金谷にあるコワーキングスペース「まるも」にて作業合宿をすること。
始めて降り立った金谷という地。きれいな海、澄んだ夜空、こだわりのカフェなどに囲まれ、都会の喧騒からは離れた居心地の良い街でした。そんな金谷への週末小旅行の様子を、当日携えていたFUJIFILMの高級コンパクトX100F撮影した写真でご紹介します。
旅のスタートは駅前の蕎麦から
都心から電車を乗り継いで約2時間ほど、千葉県富津市の浜金谷駅に到着。
「お腹すいたな〜」と駅前を歩いていると”蕎麦と珈琲”という珍しい組み合わせの提灯が掲げられたお店を発見。
SANGA Soba&Cofee STANDというお店で、その名の通りスタンド形式のオシャレな店内で蕎麦と珈琲、デザートなどが楽しめます。揚げたての春菊天そばをいただきました。
まるもに到着、みんなでブログ作業
この日ぼくらが利用させてもらったのは「voido」という、まるもの近くにある合宿施設。内装が木造りになったロッジのような建物で、できたばかりということもありとても快適な場所でした。
1日目の昼は全員でやることを宣言した上でブログの執筆作業。25分集中したら5分休むというポモドーロテクニックを利用し、黙々と作業をします。ぼくもずっと書きたかった記事や溜まっていた写真のレタッチなどをして、作業が捗りました。
日暮れまで作業を頑張ったら、ここからは近くの銭湯でリフレッシュして近所のお寿司屋さんに。写真はないのですが近所にある船主(ふなおさ)というお寿司屋さんが値段も手頃で絶品でした…!
金谷の夜空は満天の星
銭湯からの帰り道、見上げると空には目視でもわかるほどたくさんの星が。湯冷めしそうな極寒の中、みんなで急いでカメラを持ち出して星空にカメラを向けました。オリオン座がこんなにもしっかりと見えます。
翌朝は朝から各々好きなことをしつつ、お昼は近くのピザ屋でテイクアウト。石窯焼きたてのピザをみんなで囲みました。
昭和にタイムスリップしたようなカフェで午後のひとときを
ーー面白いカフェがあったよ
一緒に参加していた人からそう教えられて午後からは近所にあるCafe Edomons(えどもんず)に。合掌造りの古い木造建物の前にカラフルなワーゲンバスやヴィンテージカーが置かれた、一風変わったお店。
お店に入るとそこはまるで異空間。ヴィンテージのエスプレッソマシーンからライカ、ジュークボックスなど広い店内には男心をくすぐる様々なヴィンテージ品が展示されています。
靴を脱いで上がる畳の間で、しばし地元の方に混じってゆったりとした午後のひとときを満喫しました。
ダッチアイスよりもさらに雑味が少なくなるという氷出しコーヒー。始めて見る珍しさにこちらを注文しましたが、とっても濃厚なのにすっきりクリアな味。
帰りは東京湾フェリーでサンセットを望む
金谷から東京への帰路には東京湾フェリーで。ちょうど時間がよく海上から夕日が沈むのが見えるということでワクワクしながら乗船。海の青と空の青、そこに夕日の赤が混じり合った複雑なグラデーション。心が打たれるような光景がそこには広がっていました。
潮風を浴びながら沈む夕日をノスタルジックに眺めてみたり、すぐそこを優雅に舞うカモメについ手を伸ばしてみたり。自分が自然の中の一部だという、当たり前だけど日々の生活では忘れがちな感覚を取り戻せた気がしました。
どこにでも持ち出したい旅カメラ
この記事のタイトルは「X100Fで巡る、千葉県金谷の旅」。ただこの記事ではここまでの間にカメラのことはほとんど書いていません。というのもX100Fは良い意味でほとんどカメラの存在感を意識させないカメラなのです。
「旅行にカメラを持って行ったけど、写真を撮るのに必死で旅自体を楽しめなかった」ぼくも過去にこんな経験が何度かありました。
ただX100Fは違います。軽くてコンパクト、35mm単焦点という画角の潔さ、直感的な操作、AFの素早さ、それでいて圧倒的な写りの良さ。カメラについて考えることを極力少なくし、最小限の操作で最高の写真を映し出してくれます。
何も考えずにただ旅を楽しみ、心が動いた時にサッとシャッターを切る。そして後で見返すと目を見張るほど美しい写真が撮れている。これがぼくの考える理想の旅カメラ。そしてぼくにとってはX100Fがそれにあたるのです。