ベストなカップを探し続けて、やっと見つけました。
DRESS CODE.をお読みいただきありがとうございます! 当ブログを運営するFukulow(@yuta_black)です。
今年はCHEMEXのドリッパーを購入したり、melttaのミルを購入したりとコーヒーにハマっています。
今は寒くてホットコーヒーが美味しいけど、夏は水出しにも挑戦するのが今から楽しみ。
深夜のプアオーバー pic.twitter.com/3uMt23fYDR
— Fukulow@DRESS CODE. (@yuta_black) 2017年2月20日
今は少しずつ自分の気に入ったコーヒーグッズを買い集めているんですが、ずっと買えていないものがありました。それがコーヒーカップ。
これまで家ではエスプレッソを飲むことが多く、デミタスカップはお気に入りの「HARMO LINE(ハルモライン)」のものを使っていました。
ただコーヒー用のカップとなると手近にあった間に合わせのものしかなく、ずっと良いものを探していました。
今持っているカップで飲めないわけではないので、焦らず気に入ったものを探そうと思ってから約半年。
やっと「これだ!」と思うコーヒーカップに出会ったんです。
うちのコーヒーカップは「yumiko iihoshi porcelain(ユミコイイホシ ポーセリン)」に決めました。
yumiko iihoshi porcelain
「yumiko iihoshi porcelain(ユミコイイホシ ポーセリン)」は日本の陶磁器ブランド。
「手づくりとプロダクトの境界にあるもの」をコンセプトに、数々の食器をデザインしています。
イイホシユミコさんがオリジナルの製作を手がけ、それを日本各地の窯元に依頼し、職人によってひとつひとつ手作業で生産しています。
購入したのは渋谷ヒカリエ ShinQ 4Fにある雑貨屋「TODAY’S SPECIAL」というお店。
その出会いは偶然に
購入したのは同ブランドで「unjour」と呼ばれるシリーズの1つである「nuit」というカップ。
unjourはフランス語で「ある1日」という意味。
matin(朝)、apres midi(午後)、nuit(夜更け)とそれぞれサイズ違いが展開されていて、1日の場面や時間帯に応じた用途で使うことを想定したシリーズです。
このnuitはちょうど一日の終わりにコーヒーを楽しむための小さめのカップだとか。
yumiko iihoshi porcelainというブランドを知ったのは、カップを購入した後のこと。
雑貨屋をふらついていて、棚の一番下に置かれていたこのカップが偶然目についたのがきっかけです。
無垢ながらどこかぬくもりのある形、柔らかくも深さがある不思議な色合いなど、不思議と心が惹かれました。
ちなみにこの不思議な色はruriという名前が付いているそう。
オフホワイトのようなこっちの色はsunaという名前。
磁器ですが艶のない釉薬を使っているので、触れると優しく肌になじむ質感。
手作り特有の均一ではない全体の形状も手伝い、ぬくもりさえ感じる触り心地。触るやいなや直感的に欲しいと感じたカップです。
そして購入後、このカップのことを色々と調べてyumiko iihoshi porcelainというブランドを知りました。
ふぞろいさが生み出す心地よさ
yumiko iihoshi porcelainのカップはひとつひとつ手作業での製作。
カップの形も釉薬の厚みや濃淡も、微妙にふぞろい。
このruriも中をよく見ると釉薬が厚かったのか、内側にうっすらと凹凸があったりします。
そしてカップの裏には手書きでブランド名が書かれています。ちょっと中心からずれた部分に。
置いているだけで凛とした雰囲気なんですが、なぜか肩肘張らずに気楽な気持ちで使えるのはこうした心地よいふぞろいさがあるから。
ここで「手づくりとプロダクトの境界にあるもの」というyumiko iihoshi porcelainのコンセプトを改めて思い出すと、このふぞろいさも意図的にデザインされたものだと気づきます。うん、本当に面白いブランド。
使い心地も言わずもがな
ここまで主に見た目について触れてきましたが、yumiko iihoshi porcelainのnuitは使い心地も良いんです。
カップの機能は入れる・持つ・飲むの大きく3つ。
このうち「持つ」という点において、この太めの取っ手が非常に優れています。
太い取っ手の内側は中央に向かうにつれて微妙に膨らみを帯びていて、指を通した時に密着感を生みます。
カップ全体が肌なじみの良い質感で、指を通して気持ち良いと感じたカップはこれが初めて。
正円ではない、微妙に外側に湾曲した取っ手の形も、親指を乗せるのにちょうど良いスペースを提供してくれます。
そして「飲む」という機能ついて。
カップの質感が良いというのは、それが肌であろうと唇であろうとメリットであることには変わりありません。
そしてやや薄めな縁の厚さと、膨らみを増しながら底へ伸びる内側の作り。
物を飲むときの口にすっと沿う形に作られています。こればっかりは買わないと試せないですがぜひ感じて欲しい。
冒頭で「今あるカップでも飲めないことはない」と書きましたが、やっぱりお気に入りのカップで飲む一杯は全然違いますね。
特にコーヒーは飲むという行為を通じて精神的な満足感を得ている側面も多いにあるので、好きなカップで飲むと気分も良いです。
少しずつ増やしていきたい食器
実はyumiko iihoshi porcelainのunjourシリーズはカップの他にお皿やソーサーも展開しています。
ぼくもどうせなら同色のソーサーも欲しかったんですが、こちらは大人気のようでソーサーはどこでも売り切れ状態。
カップも在庫切れしていることも多いらしく、取り急ぎnuitのカップだけ2つ購入しました。
これから見つけ次第ソーサーも買ってセットにしたいです。そしてyumiko iihoshi porcelain、ハマりそうな予感。。
このカップで1つ2,800円と、ちょっといいコーヒーカップとしては値段もまだ手がとどく範囲。
食器にこだわるってこれまでなかった感覚ですが、案外良いものですね。
物質的な満足は元より、精神的に豊かになれる気がします。楽しい。
これ↓のもう一つ大きいサイズのお皿(ソーサー)が欲しいのです。